2009年7月18日土曜日

地震、印刷、そして花火

大学の研究所主催のワークショップがあった。テーマは地震。後援者は、国土地理院や首都大などの専門家たち。彼らの共通の見解は、30年以内にでかいのが一発くる、であった。仕事場から帰れなくなる人がたくさんでる、とのことで、歩行者だけで幹線道路はパニック状態になるようだ。特に最近注目されているのがトイレの問題。トイレットペーパーは早い段階で手に入らなくなるという。備蓄しておこうとおもった。食料と水も最低3日分は必要らしい。東京が被災すると、助けにくる人がいなくなる可能性が高いので、自己防衛してください、というのが結論だったような気がする。伝言ダイヤルの使い方とか勉強しておこう。また、IP電話は使えなくなる可能性が高いので、近場の公衆電話の位置を把握しておこうと思った。(携帯が使えなくなるのは、当たり前として。)

ワークショップの後、新しく購入したネットワークプリンタの設定をする。OS Xに対応しているEPSONのLP-S300N。(Canonはどうも、OS Xに積極的なサポートはしないらしい。)ドライバーのインストールはうまくいったのだが、プリンタの設定をマニュアル通りにやったら印刷できなかった。ちょっと怒りを覚えつつも、きっと誰かこの問題を解決した人がいるはず、と思いなおしてネット検索する。しかし、何も有益な情報が出てこず、いらつきレベルはピーク近くにまで達する。そこで、マニュアルを無視し、自分のいつものやり方、つまりIPPを使ってやりなおすことにする。するとあっけなく一発でOK。最初からこう書いてくれよ、と一瞬怒りを感じたが、動けば文句はないので、すぐになんで怒っていたのか忘れる。これでいけるか、と思ったら、今度は両面印刷の設定がうまくいかない。勘弁してくれ、である。これで両面印刷できなかったら、大枚叩いてこのプリンタを買った意味がなくなってしまうではないか。冷静に冷静に、と自分を落ち着かせ、まずできることは、と頭を整理する。そうだ、EPSONのホームページでドライバをアップデートしよう、となり、そうすることにした。すると、今まで無かった設定ボタンがあらわれ、両面印刷設定頁が現れる。ただし、印刷毎に両面印刷印刷するかしないか、選ぶ方式ではないので、ちょっと不便だ。これに関しては、バージョンアプして改良することを望む。なにはともあれ、両面印刷ボタンをチェックすると、印刷はすべて両面印刷になった。これでようやく設定完了。1時間無駄にした。とはいえ、この間もっと苦労して設定したCanonのLBP-350に比べて、高速かつ両面印刷。非常によい買い物をした、と最後はEPSONに感謝!(まあ、地元の企業だしね。)

日が暮れると、窓の向うでドーンと大きな音がした。大玉の花火が夜空に開いた。多摩丘陵の頂き近くにある建物最上階からの眺めは特等席級だろう.しばし、手を休めて、花火観賞する。これが日本の夏だよ。来年は、つまみとシャンペン、それにうちわを持ってこよう。

2009年7月14日火曜日

梅雨明け

どうも蝉がうるさいな、と思ったら梅雨明けしてしまっていた。なんか早い感じがしたが、でもあのじめじめの季節が早く終わるのは歓迎する。今日は教授会なので、ネクタイ締めて都心まで出ないといけない。暑いな、きっと...

前期の試験監督の当番が、なんと日食の時間に重なってしまった!急いで教務課に連絡して、夕方に変えて下さい、と頼み込む。果たして受け入れられるか?

2009年7月13日月曜日

AMD64マシンのベンチマークテスト

Solaris10のインストールが一段落した。
せっかくのAthlon64だからdouble-channelのメモリアクセスにしてやろうと思い、1GBのDDR400を2つ買って、スロット1と3に挿してみた。すると、動かない。起動すらしない。これは、最初にもらってきたときの症状と全く同じだ。ということは、メモリに問題があったんじゃなくて、マザーボードに問題があったということだ。これはショックだった...はやく、ほんとのdual channelマシンが欲しい。

がっくりきたが、このスペックでも素晴らしい結果がでれば、まあいいかな、と思い、次はフォートランのベンチマークをやることにした。幸い、おまけのDVDにgcc/g77が入っていたので、新たなインストールの手間なしで済んだ。ところが、/opt/sfw/lib に納められているg77のdynamic libraryが使えない事が分かる。どうもライブラリの設定が必要な気配。

2009年7月9日木曜日

論文ひとつ完了

東大の核物理センターへいく。共同で執筆している論文の仕上げ。First authorのIさんからの修正案を一読して、これでいける、と感じた。これで今年の一本目が完了。

東大の大学院のレポート問題に例のモデルがつかえないか、と相談を受ける。黒板の前で一時間議論したが、やっぱり、細かいところは自分で計算しないとまずい感じがしたので、あとでノートを作って渡す事に。答えが分かっているとはいっても、レポートとなると細かい計算がありすぎてもよくないし、かといって簡単すぎるのはもっとよくない。ちょうどいいレベルで止めるのが難しい。

2009年7月8日水曜日

solaris10,ネットワークにつながる

Solaris10がついにネットワークに繋がった!
MSIのマザーボードK8T Neo2の、オンボードLANチップはrealtek 8110Sなんだが、このドライバーがインストールディスクに入っておらず、インストール時の認識が失敗し、ネットワークがつながらないことを前に書いた。さらに、このドライバーを個人的に開発し、無料で公開している偉い人がいることも書いた。

そのドライバーをダウンロードし、USBメモリに入れたところまでは良かったが、このメモリスティックをどうやって、ソラリスに読み込ませたらよいのか、という問題が浮上する。ここを参照にして、いろいろやってみたら、なんとか接続することに成功。(あとで、デスクトップ環境をjavaに変えてみたら、メモリスティックを差し込むと自動的に認識してくれることが判明....)

makeして、コンパイルし、カーネルに組み込んでみた。
テストはうまくいって、喜んでいたのだが、ネットワークの設定をソラリスは手動でやらねばならぬことがわかり、がっくり。いろいろ調べてやってみたが、どうもうまくいかない。あきらめかけたときに、sys-unconfigコマンドというものがあることをつきとめ、実行。ついに私のソラリス10もネットワークにつながった。

論文執筆とワークショップ

BECの論文も佳境に入って来た。
縮退と分裂の関係、スケーリング、分裂発生の機構、などなどの議論をまとめる。全部英語だけで説明しようと思ったが、不可能だということに気づく。数式を入れてなんとか筋が通るようにしている。これが結構時間がかかる作業。

超変形の論文は、イントロに戻って来た。一度は完成したが、やはりパンチが弱いということで、練り直しすることにする。中性子過剰というのと、高励起というのが、物理的には同じで、結局はsdーpf間のcross-shell励起をやっているんんだ、という流れにする。しかし、中性子過剰で、高励起にするとどうなるか?このあたりの詰めが甘く、まだうまくかけない。たぶん、計算をやってみる必要があるのだと思う.計算についての良いアイデアはO先生から頂くことができた。問題は、明日のミーティングまでに計算をやってる暇があるかどうかだ。多分、東大に着いて、議論しながら計算することになりそうだ。

7月の終わりに、理研で開かれる研究会で招待講演することになった。元素合成のメカニズムを、核構造の立場からどう研究するべきか議論してもらいたい、ということだが、こういう話はしばらくマークしてなかったので、ちょっと焦る。なんとか、計算が2、3できるとよいのだが。

2009年7月7日火曜日

Solaris10のインストール

古いAMD64マシンをもらった。G5以外では、初めての64ビットマシンなので、楽しみだ。

I/O出版の「はじめてのSolaris10」という書籍を買ってきて、付録のDVDからインストールを試みた。
SATAのHDDを認識してくれないとか、メモリが壊れていたとか、いろいろあったが、古いIDEを入れて、壊れたメモリを外したら
とりあえずBIOSは通って、インストールは無事に終了したように見えた。しかし、なにかが変だな、と思ったら、ネットワークの設定がまったくされていないことに気づいた。

どうも、オンボードのnetwork interfaceのチップが認識されてないようである。ネットで調べると、偉い人がまたまたいて、フリーのデバイスドライバを公開なさっていらっしゃった。指示通りにコンパイルし、テストしてみるとifconfig -aでちゃんとチップが認識されるようになった!今日はここまでで時間切れで、ネットワークのその他の設定は後日することにする。

今日は講義2コマ。前期の講義はなんとかこれで終了する。最後にちゃんとまとまったので、よかったと思う。が、梅雨のじめじめ感がつらい。とくに、90分しゃべった後は汗びっしょりで、体力が消耗しているのがわかる。とはいえ、家に帰るとWiiのテニスで、また汗だくだく。今日は1800台に復帰。ボレーにブレがまだある感じ。

霧ヶ峰のレンゲツツジ

6/20に霧ヶ峰へいった。(正確には車山だが。)
レンゲツツジが満開だった。

ニッコウキスゲはこの後だが、鹿の食害が昨年はひどくあまりきれいではなかったように感じる。果たして今年はどうか?