まずはDoseRAE2と並べて置いて、部屋の線量の値を比較してみた。
DoseRAE2とTC300sの線量値の比較。 自宅の書斎で測定。 |
次に、スペクトル表示の確認をする。今まで採集した汚染土壌は小瓶に入れた後、ケースにいれて保管している。このケースの中にTC300sを突っ込んで(千葉の印西市で採集した13000Bq/kgの土を入れた容器の真横に)5分程置いた。そしてスペクトル(ログ表示)を見てみると、Cs-137,134のピークが見えていた!
AはCs-134(606keV)とCs-137(660keV)のピークがくっついてできたピーク。 BはCs-134の796keVのピーク。CはK-40のピーク。 縦軸は自然対数で記録されたγ線のカウント数。 |
Cs-137の660keVのピークととCs-134の606keVのピークは重なってしまったが、Cs-134の796keVのピークは分離して見えている。さらに、1.31MeVにあるK-40のピークもよく見える。
このピークがどの程度の汚染までなら検出可能なのかは、これからの調査でひとつづつ確かめていく必要があろう。この機械の真価を判断するのはそれからとなるだろうが、とりあえずγ線スペクトルが手軽に見れるようになって嬉しい!
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