2014年9月6日土曜日

デングウイルスは東京に蔓延している可能性

代々木公園だけでなく、明治神宮、新宿中央公園、神宮外苑/外堀公園そして横浜の公園...でもデングウイルスを持った蚊が生息している可能性が濃厚となってきた。

恐れていた事態が現実となりつつある。実際、東京では虫除けスプレーがすでに手に入らない状態となっていて、パニック状態に近づきつつある気配。

横浜の事例では、代々木公園で蚊に刺されてデングウイルスに感染した後に、横浜の公園で蚊に刺されてしまったようだ。体内にウイルスが増殖した後に横浜で刺されてしまったとしたら、これこそ一番起きてもらいたくない事態で、深刻な状況だといえる。このような事例を繰り返しながら、実はあっという間に東京にはデングウイルスは蔓延していくんだと思う。「代々木公園という局地的な問題に過ぎないから、パニックにならないように」と、人々に冷静な対応を呼びかけていた行政も、ここまで蔓延してしまったのを知って、もはやその呼びかけはやめたようだ。

現在、感染者は75人を突破した。100人を越えるのは時間の問題だろう。

東京で、土壌の放射能汚染を研究するときは、代々木公園をはじめとする公共の公園にいって土壌採取することが多い。新宿御苑や皇居北の丸公園など、蚊がうようよしている場所にこれまで何度も足を運び、そして沢山蚊に刺された。幸い発熱などの症状は出ていないし、具合が悪くなったこともないので、デング熱にかかってはいないと思う。また、今年は東京の土壌採取はやっていなかったので、とりあえずはホッとしている。が、このままデング熱が日本に蔓延してしまうと、研究に支障が出てくることが予想される。東京で刺された後、信州など他の地域で土壌採取をやった際に現地の蚊に刺されたら、私が全国にデングウイルスを蔓延させる張本人となってしまう可能性が出てくる。やはり、しばらくは、東京/横浜方面の研究は中止とせざるを得ないだろう。(すくなくとも蚊避スプレーが手に入るまでは。)

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