2016年3月29日火曜日

仙台で化石採集

白沢層は、仙台の西側に500-1000万年前にあったという「古仙台湖」という湖の湖底に積もった粘土や砂礫が作った地層。この地層からは植物の葉の化石が多産する。

サイカチ沼と月山池の間の駐車場より、月山池を臨む。
右の湖岸には、水不足のせいか、水面低下による露頭の露出がある。
 「仙台の地学」という本を頼りに、以前からいってみたいと思っていた「さいかち沼」周辺の白沢層の広がる山林に向かった。
化石採集の露頭

白沢層(仙台)で採取した化石
秋保湯元公園近くの露頭で見つけたのは、大きめの広葉樹の葉の化石。ブナだろうか、ハンノキだろうか?などと迷っていたのだが、根元の葉脈が5本あるように見えるのを頼りに調べると、どうも「紫陽花」の葉のように見える。

前日に訪れた仙台市科学博物館には、白沢層の化石が展示されていたが、その中に「紫陽花の花」の化石があった。「これが欲しい!」と思ったのだが、まさか葉の方を手に入れることができるとは思わなかった。次回は花びらの方を掘り当てたいものだ。

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