さて、今年2015年の「仕事始め」は、久しぶりの放射能測定から行きたいと思う。土壌サンプル自体は昨年の夏に採取したものだが、測定は今月の頭に行った。「もの」は練馬区石神井公園の近くの粘土質の黒土だ。
2011年3月の初めに起きた福島原発の事故から4年....セシウム134(Cs-134)の半減期2年を「2度」迎えたことになる。これは、事故当初に比べ、Cs-134の量が(1/2)2=1/4、つまり25%に減少したことを意味している。ガンマ線スペクトルで見れば、Cs-134のピークは減衰してしまってもう見えないのではないか、という予想する人は多いだろう。実は私もその一人だったのだが、2.5時間測定の後に目にしたスペクトルをみて度肝を抜かれてしまった。
石神井(練馬区):2776 Bq/kg [Feb. 2015] |
事故から4年経っても、まだ調査ができるということは、やっぱり東京の汚染はそれなりにすごかったんだなあ、と改めて思い知らされた。
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