アメリカでは、有名な写真だというのだが、私は初めて見た。太平洋戦争で撃ち殺した、日本兵の頭蓋骨を綺麗に磨いて、アメリカ本国にいる彼女に「お土産」として送ったのだという。この当時、アメリカ兵の多くが、日本人のことを「人間」とは思っていなかったのは明らかだ。マシンガンや火炎放射器で簡単に狩れる「動物(猿?)」くらいのつもりだったのであろう。「彼女」が書いているのは、「すてきなお土産ありがとう」という内容の手紙だそうだ。
戦争は忌み嫌うものであることは確かだし、負けたらとにとにかく悲惨であるのは間違いない。だが、政府や軍に騙されて、実際に戦って殺され、ウジ虫扱いされた日本の若者たちは本当に惨めだ。最近出版された"
Severed"という本には、火炎放射器で焼かれ、剥製のようになった日本兵の死体を、玩具のように戦車に吊るしてある写真とか、いろいろな写真が載っている。(
翻訳されたものを、最近神保町で見かけた。)
日本軍の最大の特徴は、命令する指揮官のほとんどが、戦場の前線には行かないことだ。ナウシカに出てくるクシャナの兄たちがまさにそれを彷彿とさせる。
惨めな死に方をし、死んだ後も惨めな扱いを受け、竹槍で特攻したりジャングルで毛虫を食べたりして必死に戦う姿を、圧倒的に優勢な敵軍に嘲笑され、馬鹿扱いされ、蔑まれて、切り刻まれるのが、伝統的な日本の兵隊の真実なのだ。
そして、これと
まったく同じ事を、中国やその他のアジアの人々に行ったのも日本の兵隊だ。まさに身の毛もよだつ。しかし、それが
戦争の実態だ。
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