2012年7月7日土曜日

墜落の王者「オスプレイ」が日本アルプスを山岳戦の練習場として使う件

墜落が多いことで有名な米軍の新型航空機V22オスプレイ。ヘリコプターとプロペラ機の特徴を兼ね備えた垂直離着陸機で、沖縄に配属されるということで最近話題になっていたのは知っていた。

が、この化け物(馬鹿者?)が日本アルプス(飛騨山脈)を利用して、低空飛行訓練(わずか15m)をやる計画があることを、恥ずかしながら今日知った。米軍は、アフガニスタン戦線などが展開する高地や山岳地帯での戦場を想定した戦争訓練をやるつもりだ。日本の屋根である飛騨山脈で?!ふざけるな!
アメリカ海兵隊報告書"Final Environmental Review for Basing MV-22
at MCAS Futenma and Operating in Japan (April 2012)"より。
(画像はhttp://kosuke-english.sblo.jp/archives/201206-1.htmlより転載。)

かつては美しかった日本の自然だが、開発しつくされてもうわずかにしか残っていない。その貴重な日本の自然がわずかに残った北アルプスですら、これからは、登山者の頭の真上を「墜落王オスプレイ」の編隊が爆音を響かせて飛び交うことになる。敗戦直後から、日本はアメリカ軍の演習場と化してしまった。その惨めな「植民地」的な敗北感を、このままでは、今回も味わうことになる。

沖縄に配備されるオスプレイは、日本全国の様々な地形を利用して、いろいろな戦争の状況にあわせた軍事練習をやるつもりだ。通常のヘリコプターと違って、長距離を移動できるオスプレイは他国に最初に侵略するための「上陸機」で、低空を這うように隠れるように移動する。おそらくその練習をやるはずで、沖縄から長野まで延々と飛んでくるだろう。その挙げ句に、北アルプスをテロの隠れ家と見なして、上から海兵隊がロープで下りてくる練習なんぞやられたらたまったもんじゃない!

沖縄の人たちはこういう屈辱に毎日耐えているのだと思うと、涙が出る。絶対に普天間に「墜落王オスプレイ」を配備させてはならないと思う。(そもそも、こういう状況に日本を追い込んだのは、敗戦すると知りながら太平洋戦争に日本を巻き込んだ昔の日本人たちだ。この怒りは忘れるべからず。そして、内部被曝で後世に損傷したDNAを送り込み、子孫に苦しみを与えるということとは、たぶんこういうことなんだと感じた。)

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