まずい。福島原発で停電が発生したらしい。冷却水が沸騰して無くなると、崩壊熱で燃料棒がまた溶融して穴が開けば、ヨウ素131やセシウム137が飛来する可能性がある。
冷却水の温度に注目し、空間線量に注意する必要がある。
今度は線量計が手元にあるので、自分で空間線量の変化をモニターできる。今は、DoseRAE2のみを起動し、監視している(現在のところ問題なし)。場合によっては、JB4020, RD1503, DoseRAE2のすべてを総動員し、友人、学生たちに測定してもらう必要があるかもしれない。とにかく、冷却水が漏れて出して無くなったり、沸騰して消滅しないことを祈るのみ。
ゾンビはまだ「死んでない」。
1 件のコメント:
Kuzzila 先生
「大山鳴動して鼠一匹」で良かったですね。 命をかけてシステムの「想定外の問題」を明らかにしてくれた鼠さんのチュー告に感謝しましょう。
今回の件により、東電とその外注企業は配電システムの非常事態発生時の作動につき FMEA (Failure Mode and Effect Analysis) を実施していなかったことが証明されました。 東電も原子力規制委員会も聴く耳を持たないとは思いますが、 FMEA の無視あるいは欠如は安全工学上最も非常識かつ危険なことの一つです。 他にも FEMA が必要な更に大きな危険をもつ事項は複数あります。 しかし、原子力規制委員会は、新規制で期待される安全性向上については語っても、それでも残る危険とその発生確率については触れようとしていません。
事故から2年を経て崩壊熱の発生も大部減っており、冷却水が沸騰を開始するまでには、最も温度上昇速度の高い4号機ですらまだ数日が残されていました。 少なくとも4号機では別系統からの注水も容易です。 よって、事態はそれほど緊急でなかったことは認められます。
しかしながら、東電、政府、地方自治体は情報を遅滞なく開示してほしいものです。 10分/30分後に情報を得ておきながら、これを開示しなかった政府/地方自治体の「感覚」は理解できません。 「東電→マスメディア→住民」が情報伝達の正式ルートなのでしょうか? 情報開示の遅れにつき東電だけが悪いと言うのは全くの誤りでしょう。 10分後には情報を得ていた政府(の某機関)が最も非難されるべきでしょう。
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