広島大学の「ぶどう池」 |
それによると、この地域は花崗岩の母岩に、堆積層が乗っかっているのだそうだ。たしかに、この周辺の丘のような山々の所々には花崗岩の露頭があった。広島の自然放射線量が高いのこの母岩のせいだ。花崗岩は風化すると鉄分が出てきて、土を赤っぽく染めるようで、大学内の崖は赤い色をしている場所が多かったのが印象的だった。大学の中にはこのような崖があちこちに残っていて、調査がやりやすかった。
キャンパス内にある断層の露頭とその説明板 |
調査地点の様子 DoseRAE2は0.15μSv/hを示した。 |
ちなみに、福島原発からの放射性セシウムによって土壌が汚染された東大本郷キャンパスでは0.13μSv/h、同じく汚染の強い渋谷の代々木公園が0.12μSv/hなどという測定結果がこれまでに出ている。(東大はほぼ2000Bq/kg、代々木公園は1600Bq/kgの放射能が土壌から検出された。)
広島市の中心部は、東広島キャンパスからは結構離れていて、残念ながらなかなか気軽にいくことができなかった。そこで、広島のホテルに滞在した同僚に調査測定を依頼し、代わりにやってもらうことにした。この日と打って変わり、汗ばむような春の一日となった晴天の下での調査となったらしい。
私はというと、広島見物は、雨の降る中、車で中心部を駆け抜けただけとなった。原爆ドームや広島城も車内から見ることはできたが、広島の中心街は駐車場を見つけるのが大変で、車を止めてゆっくり歩き回ることができなかった。(駐車場は大きいのがあるのだが、平和公園からは結構歩く距離にある。雨降りの日にはちょっとキツいものがあった...)また、広島の「右折レーン」という独特のローカルルールに少し戸惑ったのもある。路面電車も走っていて、ちょっとパニック状態となった場面もあったかもしれない。それにしても、右レーンをがら空きにして、左レーンにぎっしりと車が並ぶというのは、いったいなんなんだろう?
広島市の調査へ続く
私はというと、広島見物は、雨の降る中、車で中心部を駆け抜けただけとなった。原爆ドームや広島城も車内から見ることはできたが、広島の中心街は駐車場を見つけるのが大変で、車を止めてゆっくり歩き回ることができなかった。(駐車場は大きいのがあるのだが、平和公園からは結構歩く距離にある。雨降りの日にはちょっとキツいものがあった...)また、広島の「右折レーン」という独特のローカルルールに少し戸惑ったのもある。路面電車も走っていて、ちょっとパニック状態となった場面もあったかもしれない。それにしても、右レーンをがら空きにして、左レーンにぎっしりと車が並ぶというのは、いったいなんなんだろう?
広島市の調査へ続く
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