2013年10月2日水曜日

どさくさに紛れて...

1990年代の前半、ユーゴスラビアは分裂し、セルビアやコソボなどの地域が独立戦争を起こした。バルカン半島は昔から異なる民族が混在し争いが絶えなかったが、このときもキリスト教系とイスラム教系が激しく対立した。憎悪による市民の大量虐殺などが起き人道的に問題視された。1999年国連そしてNATOが独立戦争に介入し大規模な空爆を行った。このとき、アメリカ空軍を主力とする爆撃部隊は、なぜかベオグラードの中国大使館を空爆した(中国人3人が犠牲となった)。米軍は「CIAのもっていた地図が古かった」と説明したが、この時期米中は台湾の帰属を巡って対立、台湾海峡を挟んで米中の空母が睨み合う緊迫した事態にあったことを知るものは、米軍の説明に疑いをもった。英紙の中には「どさくさに紛れた仕返しの空爆ではないか」と分析したところもあった。

1945年、アメリカ軍は広島(8月6日)と長崎(8月9日)に原子爆弾を投下した。これは人類史上初めての対人殺傷目的の核兵器使用だった。戦争終結を早め米兵の命を救うための必要不可欠な作戦だったと米政府は今でもそう説明しているが、そもそも原子爆弾は日本戦に使用する目的で開発された兵器ではない。当時ハイゼンベルグを筆頭とするドイツの優秀な科学者がナチスに協力し、原子爆弾の開発に着手したのではないかという噂があった。戦況が不利になりつつあったナチスが一発逆転を狙って、原子爆弾を用い米英に壊滅的な先制攻撃を仕掛けるのを恐れたアインシュタインらのユダヤ人系科学者(ナチスの迫害を逃れアメリカに亡命)は、原子爆弾の開発を米国大統領に進言した。ナチスが原子核の火を手に入れる前に、逆に原子爆弾を使ってナチスを打倒するためだ。しかし、ナチスは原爆をつくるどころか、アメリカが原爆を完成させる前に降伏してしまった。近年、機密文書が公開されるにつれ、広島と長崎への原爆投下は不要で、その本当の意義はその後の核戦争を睨んだ「人体実験」だったことが明らかとなりつつある。しかも、アメリカ軍は本国においても、自国民の患者にプルトニウムを注射するなど、人体実験を繰り替えし行っていた事が明らかとなっている。「戦争のどさくさに紛れた人体実験」、それが日本に投下された原爆の本当の意味だと考える人は多い。


2013年9月、大型の台風18号は愛知の豊橋に上陸。東海地方を東進し、北関東から東北南部を通過。16日には仙台湾へと抜けた。福島第一原発の福島県でも大雨が振ったが、原発近くの地域での降水量はそれほどでもなかった(小名浜は48時間の降水量が65ミリ)。にもかかわらず、東京電力は、原子炉から溢れ出る大量の「雨水」を海へ放出した。この報道を聞いた人々の中には「どさくさに紛れた意図的な汚染水放出ではないか?」という疑念を持った人もいた。
台風18号(2013年9月)が福島にもたらした降水量。
このとき、台風は仙台湾に抜けてしまっている。
FNNの報道より引用。



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