2015年11月7日土曜日

滋賀県に投棄された放射能廃棄物の行方

最初は琵琶湖畔に異様に線量が高い場所がある、という2013年半ば頃の報告だった(このブログでの記述はこちら)。次いで、それは東電が福島から滋賀県に運ばせた、放射能汚染された木材チップであることが判明(東京新聞のスクープ)。

この後、この汚染木材はどうなったのか、最近続報(東京新聞)があったのだが、忙しくて記録するのを先延ばしにしているうちに、リンクが切れてしまった...ということで、ブログに記録してくれた皆さんの情報を以下にまとめてみる。

まずは、今年の9月中頃に、滋賀県高島市の琵琶湖畔に投棄された、放射能汚染された木材チップの一部が、こっそり群馬県前橋市に運搬されていたことが判明した。

さらに、この報道の翌日、この放射能汚染された木材チップは、前橋市の廃棄物処理業者によって「処理」されていたことがわかった。

そして、さらにこの翌日、この「処理」の意味が判明。なんと、「堆肥」となって市場に出回ってしまったという。少なくとも、群馬県産の堆肥は、セシウム汚染されたものが含まれている可能性がある、ということだ。

しかし、前橋に運ばれたのは、不法投棄された汚染木材チップのごく一部だから、全国に分配されていった可能性がある。出所のわからない、堆肥を買ったり、使用したりするのは控えた方がよいだろう。

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