トリゴニア |
ついで、非対称型のウニ。たぶん、Heterostarと呼ばれるもの。この標本はウニの裏面(肛門が見える)を見せているが、このときの採集では表側を見せている標本も採取できた。
Heteroster yuasansis |
Thetis japonica, Yabe+Nagao(1928):
白亜紀前-中期の二枚貝。「殻表は成長線がほとんど見えず、全く平滑。膨らみが強く、ほとんど円形に近い外形を持つ。殻頂が小さく、尖っている」などという記述がぴったり一致した。大きさは1cmほど。ツキガイの一種だという。
Mesosaccella choshiensis, Hayami:
ジュラ紀から白亜紀(Barremian)にかけての二枚貝。「殻頂はほぼ中央。殻の前後がほぼ対称。殻表はほとんど平滑。」などの記述があてはまると判断。
Mesosaccella choshiensis(左)。 右側の貝の種類は不明。 |
Turritella sp.:
巻貝に関しては、高知大の図鑑は使えないので、あくまで個人的な判断に留まるが、イギリスの新生代の巻貝によく似ているので、Turritellaと判断。今回の産地では、巻貝は印象化石として産出することが多い。これもそう。
山中地溝帯ではCassiopeという巻貝が産出するそうだが、これは5-6cmの大型巻貝なので、今回採取した1cm程度の標本とは特徴が合わない。
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