2012年9月16日日曜日

彦根城へ

信州は秋風ふけど、彦根城夏の陽光強かりし。琵琶湖を渡る風吹きて、軒の風鈴揺らしたり。茶店の傘の影の内、冷茶の緑透き通る。風に吹かれて髪乱れ、暑さの中の涼しさや。

残暑の中の彦根城
ひこにゃんには会うこと能はず。週休3日と聞く。来春には小学校に入る歳になったとか。あちこちの学校から引きがあり、ひこにゃんの争奪戦で彦根の町は盛り上がっているという。よくよく考えれば、若年労働者なり。この当たりは問題とはなっておらぬよう。

ひこにゃんの猫は豪徳寺の猫に同じ。雷除けのまじないに、ひこにゃん人形祀るべし。町には井伊直弼の銅像あり。日本開国の功労者と地元の人は言う。ものはいいようなり。いろは松の通り、きれいなり。明治政府に壊されたという、門と隅櫓は無惨なり。恨みをもってしかり。

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