2012年10月1日月曜日

夏雲の下は、いつのまにか秋色

中央道を走り、茅野へ抜けてみた。尖石の近くに風除松という並木がある。江戸の昔より続く太い松が八ヶ岳の片斜面に伸びる様は、青空によく映える。

遠く山並みをよく見れば、いつの間にやら紅葉の気配あり。しかし、その上にかかる雲は雷雲なり。東京は10月になっても夕立の豪雨きて、先日などは三浦半島で土砂崩れ起きて、線路を寸断す。この時期に蒸し暑い日があるなど、信じられぬことなり。
夏雲の下の八ヶ岳は、秋色がいつのまにか深まっていた。
尖石を越えてしばらくいった森の中にある紅茶屋にいってみた。クリームティーがあったので、頼んでみた。まさか日本でこれが頼めるとは思わなかった。さらに、紅茶はなんとYorkshire tea!英国のスーパーで売ってる廉価版のお徳用紅茶だ。まさか、このお茶を気取ってすすることになるとは思わなかった。また、ポットでserveしてくれるのに、二人でshareしてはいけないとかいろいろ面倒くさい。卵料理が美味しそうだったので話をきいてみると、当初は清里の卵を使っていたのだが、美味しくないので、最近千葉産の卵に変更したという。せっかく信州のきれいな森の中にあるのに、千葉の食材を運んで来ているとはがっくり。

1 件のコメント:

enniethebear さんのコメント...

Kuzzila 先生

ご無沙汰をいたしております。

芭蕉を彷彿とさせる先生の名文、風景が目に浮かびます。 而も三浦における線路遮断は之ただ1箇所耳。 我が母校の旧所在地に極近の地也。

尖閣ではなく「尖石」付近でクリームティーを楽しまれたとのこと。 ティーは廉価でも英国王室御用達品質。 クリームは中沢さんでしょうか。 もしこれが自家製ならば脱帽! うるさい注文はあったにせよ、まあ幸運な巡り会わせであったかと思います。 所在等が分かれば訪問してみたい気もします。

茅野市、立科町が小海町、南牧村の如くでないことを祈るや切であります。