久しぶりに海に行った。最近の調査の結果、千葉よりは神奈川の方がセシウム汚染が低いらしい感触を得ていたので、鎌倉周辺の海辺にいこうと考えた。ただ、連休の最中に鎌倉にいっても、渋滞にハマって消耗するのがオチなので、少し場所をずらして葉山にいくことにした。それでも逗葉新道は渋滞がひどく、随分とのろのろ運転を課せられた。とはいえ、海岸についたら風景の素晴らしさに運転疲れもふっとんだ。
港北からは見えなかった富士の頂が雲の上に浮かんでいた。視線を右にずらすと、水平線の上に江ノ島が見えた。見事だ。
雲の上に富士の嶺
水平線の右端に江ノ島
暑くなく、寒くなく、まさに快適な秋の祝日だった。人出もそれほど多くなく、気持ちよく砂浜を歩くことができた。
線量計(DoseRAE2)を見ると、なんと車内で0.03μSv/h!関東で最低レベルの線量ではないだろうか?弁当に鱒寿司を買って来て、それを陽光の下でたいらげる。おいしい。波打ち際でも線量を測ってみたが、0.04μSv/hだった。ここは本当に素晴らしい場所だと思った。
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波打ち際の砂の上では、だいたい0.04μSv/h。
この場所の砂は一応採集して、ベクミルで測定してみるつもり。 |
ただ、横浜横須賀道路のある山間部に戻るとあっという間に0.07μSv/h程度まで線量は上がってしまった。(東京西部だと0.08-1.00μSv/hあるから、それよりはましだが。)やはり、セシウム汚染は三浦半島にも及んでいる可能性は捨てきれない。葉山の海岸部だけがギリギリ難を切り抜けたのかもしれない。それとも、砂にはセシウムが沈着しにくいだけなのかもしれない。詳細はこれからの調査であきらかになるだろう。
1 件のコメント:
Kuzzila 先生
葉山町の海岸は総合研究大学院大学に近く、かつ、横須賀市の秋谷海岸の近くですね。
秋谷海岸の付近には、神奈川県が東北の被災地からの震災塵の焼却灰の処分を予定する管理型処分場があります。 遮断型150年完全保証でも受け入れはどうかというレベルなのに、管理型のままでは・・・。
秋谷は、我母校(中高)がかって夏季海のキャンプを行った思い出の場所でもあります。
関東地方への電力供給に協力をいただいた地方の方々のご恩に報い、かつ、比較的低汚染の地の安全を確保するには・・・。
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