この夏休みまでの採集結果および、最近見つけた八王子放射能測定室の9月、10月分のデータをお借りして作ってみた。まだ測定していない検体があるので、そのうち更新しようとは思う。
しかし、このバージョンでも東日本の汚染の様子がだいたい浮かび上がっているように見える。これだけの情報でも、大域的な汚染状況が把握できるだろう。
日本の土壌の放射能汚染地図 旗マークは土壌採取はしたが、 放射能測定をまだ行っていないところ。 |
enniethebearさんのご指摘で気付いたのだが、CPSのスペクトルは質量を考慮していないので、検体が少なければピーク高も低くなってしまう。このため、あまり参考にならないことに気付いた。積分のアルゴリズムははっきりしないが、それでも単位質量あたりの放射能(Bq/kg)をそのまま分類に使った方が、今の段階ではより正確と考え、ラベルの色分けは次のように行った。
炎 A++ : 5000 Bq/kg以上
赤に点 A+ : 3000-4999 Bq/kg
赤 A : 1750-2999 Bq/kg
紫 A- : 1000-1749 Bq/kg
黄に点 B+ : 750 - 999 Bq/kg
黄 B : 500 - 749 Bq/kg
青 C : 200 - 499 Bq/kg
水色 D : 100 - 199 Bq/kg
緑 N : ND (ピーク無し)
関東の汚染がよくわかる。また、長野県の東の山々が境となっている様子もよくわかる。とはいえ、軽井沢や御代田、佐久などの山岳地帯には汚染が侵入している。富士山のキノコや、静岡のお茶や松葉が汚染されていることは別のグループの調査でも明らかになっているので、おそらく静岡や山梨にも汚染侵入があると思われる。この確認はこれからの研究課題だ。
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