2012年10月29日月曜日

フランスの原発でまた事故

石原都知事の辞任のニュースで隠れてしまったが、10月25日にフランスの原発で放射性物質が漏れる事故があった。どの新聞も「大したことはない」と報道しているが、原発が「完全」ではないことがよくわかる。「たいしたことない」ことですら完全にはコントロールできないわけだから、より厳しい問題が発生したときは「おてあげ」になるわけだ。フランスではこのところ事故が相次いでいる。この調子でいくと、次はフランスかもしれない。

原子力発電というのは「失敗がゆるされないもの」だとすると、現在のレベルでは「人間は扱えない」ことになる。

事故を起こしたflamanville原発の位置
実はよくみたら、この原発はジャージー島(英領)の対岸じゃないか!しかも200キロも北にいったらIsle of Wightがある!
事故を起こした原発と英国との関係
ちなみに、半島の付け根にあるCaenという街にはGANILというフランスの核物理研究所がある。

1 件のコメント:

taro さんのコメント...

Kujira先生、フランスの事故の件、知りませんでした。毎年仕事でイギリスに行くのですが、福島原発事故以来、イギリスの食品のチェルノブイリの影響が気になるようになりました。チェルノブイリの影響でホットスポットになったのは、スコットランドやウェールズと聞いていたので、今年の夏はIsle of Wight産のトマトをたくさん食べたのですが・・・。影響が本当にないか、ごく軽微であることを願うばかりです。