先日、NHKが紅白歌合戦の出場者のリストを発表していたが、あまり興味もないし、特に注目してなかった。それを英国の主要紙「The Guardian」が取り上げていたので、驚いた。総理大臣が辞任しても、日本の衆院が解散したって、Guardianではまったく記事にならなかったのにだ。(日本に関することがニュースになったのは、原発事故や大震災のものばかりだった。)
今回の記事の趣旨は、韓国のポップグループが日本で大ヒットしているにもかかわらず、紅白に誰も招待されなかった理由は何か?というものだ。紅白のニュースに対し、こういう切り方/見方をするというのは驚いた。やはり日本の中に閉じこもると、こういう感覚はなくなる。「(その年のヒット曲を集めたコンテストのはずなのに)出場者はすべて日本人ばかり」と書かれてしまった。NHKは「政治的な横やりが入った訳ではない」と釈明したようだが、Guardianの記者は信用してないようだ。NHKの「多くの人々の意見をまとめ、かつ今年の活躍を総合的に判断して決めた」という説明を「よくわからない(ambiguous)」と一蹴している。「ここ数年、外国からの招待者を招いていたのに、今年だけ急になくなるのはおかしい。やはり中国、韓国との領土問題が影響しているのでは?」と意見を述べている。
世界は日本、中国、韓国の争いに興味をもっていることを、この記事で初めて知った。
2 件のコメント:
Kuzzila 先生
昨今色々と話題になっているBBCの国際政治を扱う部門が日本をどのように見ているかを物語っているかも知れない記述があります。
BBCの国連総会におけるパレスチナのオブザーバー国家としての承認に関する記事
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-20550864
を読みました。
その関連事項の部分に、賛成国、反対国、棄権国が抜粋で記述されています。 賛成国の例として、フランス、スペイン、ベルギー、ノルウェー、スイス、オーストリア、デンマーク、トルコ、ロシア、インド、南アフリカ、ナイジェリアを挙げています。 日本が賛成したことは早い段階で知られていましたが、ここには挙げられていません。
勿論、BBCにはかって宗主国として“関与”した国の読者も多いので、それらの国々の動向には敏感であるのは当然です。
しかし、GDP第3位国、別名某国の腰巾着“の小さな反乱が扱われていないのは、その反乱が至当である故かあるいは当該国のプレゼンスの小ささ故でしょうか?
コメントありがとうございます。
まさに、この記事のような例ばかりでです。
日本の政治のことは、大抵は国際社会のなかで無視されることが多いと思います。存在感0ですね。
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