セシウム134の、特に606keVのピークが小さくなってきている。きっと今年中にバックグランドに消えて行って見えなくなる地点が続出するだろう。しかし、東京を中心とする関東地方の多くでは、セシウム137のピークと、セシウム134の796keVのピークは依然としてそびえ立っており、まだ数年は土壌汚染の調査は可能だろうと思う。それほど、関東平野の放射能汚染は強かったのだろう。
今日の東京新聞に、手賀沼の上流の土壌汚染の結果が報告されていた。私も手賀沼では2年ほど前に調査していて、だいたい結果は一致している。昨年の3月に測定した結果は、4500Bq/kgだった。採取地点は手賀沼の西岸脇の湿地(東京新聞は川底の土を測定し、1000強の結果が出ている)で、近くの湖岸でフナ釣りに興じる人が数人いたのを覚えている。
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Mar. 25, 2014に測定した手賀沼付近の土壌 |
柏にある(株)ベクミルで聞いた話だと、柏市内を流れる川にはかなりの高線量地帯があって、それが洪水の度に移動するのだという。本日の東京新聞にも、手賀沼に流れ込む大堀川の上流にある防災調節池の土手で、10,000 Bq/kg近くの放射能をもった土がある場所があり、その付近ではいまだに線量が0.5-0.6μSv/hもあるそうだ!信じられない。
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