最後にパンスターズ彗星を観測したのは3月末だから、まだひと月ちょっとしか経っていないというのは、ちょっと信じられない気持ちもするが、季節は冬から春へ移り(まだ寒い日はあるけれど...)、パンスターズ彗星も夕暮れの西の空から、夜の北天へ移動した。夜半過ぎにカシオペアの近くでよく見えるらしいが、真夜中の観測は苦手なので、夜9時頃にちょっと無理をして、浅間山の上に見え隠れするカシオペアの位置をなんとか割り出して、5月のパンスターズ彗星を狙ってみることにした。
「W」の右側の「V」の少し上のあたりにいるらしいので、その辺りをスキャンしながら撮影を繰り返していくと、あっさり見つかった。やはり星座があると位置は決めやすいのだと実感した。夜中だから撮影しやすいと思ったら、かなり光度が落ちているのと、高度が低く街の明かりが邪魔して、なかなか撮影は難しかった。太陽の近くで輝いている方がずっと撮影は簡単だったと思う。今日は、CD1を使って30秒程度の露出で撮影を繰り返し、gimpでコンポジットする方法を試してみることにした。iso3200で20秒露出した6枚を合成したのが次の写真。
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5月の連休のパンスターズ彗星 |
尾が広がっているのが辛うじてわかる。しかし、せっかくCD-1を使っているのだから、もっとクッキリと尾を写したいものだ。
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