軽井沢の山桜。控えめなのがいい。 |
また、5174Bq/kgの放射能を示した土壌採集地点は0.22-0.25μSv/hという結果になった。この場所は0.35μSv/hを示していたから、63%程度の減少となった。しかし、前回は狭い地点だけが高い線量を示していたのに対し、今回は広い場所に渡って0.2μSv/h以上の値が記録された。風雨による拡散の効果だろうか?
この場所は標高1000mよりも高い場所にある。街中を車で走りながらDoseRAE2で測定すると、0.06μSv/hなど結構低い値が出ていたので、もしかすると標高の低い場所では線量がもっと弱いのではないかと思い、山を下りて測定してみた。
まずは、川の畔で測ると、地表面の値で0.14μSv/hとなった。次に、向いの山の中腹まで登り、その斜面で測った。ここは0.09μSv/hだった。この斜面は、よく考えると西向きの斜面だ。そして、地表面の線量や土壌の放射能が高く出たのは東斜面だ。プルームは群馬の方から、峠を越えてやってきたから、軽井沢の山の標高1000m程度の場所の東側斜面がもっとも汚染されている、という推測はもっともらしく聞こえる。この仮説を確かめるべく、今年は軽井沢の調査を少し詳しくやってみようと思った。
ちなみに、最初のポイントにはミツバツツジが、そして2つ目のポイントにはタチツボスミレが、きれいに咲いていた。軽井沢はもともときれいな場所なのだ!この地を汚染した連中だって、ここに別荘持ってるはずなのに...
左:川沿いに咲いていたミツバツツジ。今、軽井沢で一番きれいな花。 右:タチツボスミレ。本来は春の初めの草花。 |
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