測定は2014年2月。放射能物質が原子炉から飛び出して、ほぼ3年が経過した段階での汚染データだ。半減期2年のセシウム−134の減衰に伴い、随分と放射能レベルは軽減していると思っていた。ましてや長野市、きな臭い話はあったものの、それほど今まで注目してこなかった。ただ、志賀高原を越えた向こうには、強い汚染が疑われる草津や尾瀬がある。長野市周辺の焼却灰は結構放射能汚染が強いという報道もあった。油断はできない。
今回より、NaIガンマ線スペクトロメータLB2045のモニターの写真ではなく、機械が処理する生データ(CPS)にアクセスできるようになった。ガンマ線スペクトルの図は、このデータをもとにgnuplotで表示することにする。生データが得られたことで、様々な数値分析することができるようなった。ベクミルの厚意に感謝申し上げたい。
測定結果は次の通り。
城山公園(長野市)の放射能汚染(土壌)は およそ210Bq/kgとなった(Feb.2014現在) |
放射性セシウムの3つのピークが綺麗に立った!これほどとは予想しなかったので、ちょっと驚いてしまった。これで、善光寺やオリンピックスタジアムのある長野市には、セシウムのプルームは到達していたことが確認できた。汚染の程度は事故から3年経っておよそ210 Bq/kgだから、東京の西側(世田谷あたり)と同じ程度の汚染があったのではないだろうか?
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