先日の上田と東御のデータを更に詳しく解析するために、再度測定を行った。今回は測定時間を60分に延長し、検出限界を一桁とした。
上田市の方から見ていこう。20分の測定では65.03 Bq/kg(検出限界14.07 Bq/kg)という結果だったが、60分にすると48.80 Bq/kg(検出限界8.305 Bq/kg)と低下した。しかし、20分の測定では見えなかったセシウムピークが、60分測定では形を成して来ているのがわかった。下の図が60分で測定した時のガンマ線スペクトル。
Cs-137のピークが出るはずの位置にガウシアン(青点線)を 置いてみた。 |
50 Bq/kg程度のセシウム汚染を見つけるには60分程度の測定が必要になることが今回の測定でわかった。そして、上田はその典型例であるらしいこともわかった。つまり、上田にもわずかながら放射性プルームはやって来たのである(追記:今は「やって来た可能性が高い」程度の表現に落とすべきだと思っている)。しかし、その程度は、小諸の高峰高原や長野の善光寺周辺と比べると一桁小さいから、上田にはプルームの本体(濃い部分)は到達しなかったのではないか?(まだ断定するには測定地点が少なすぎるが。)
次に東御の再分析を見て見よう。
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