左がケンコートキナーのNDフィルターで、 右がSTARGAZEのソーラーフィルター。 フィルターの性能は可視光に関してはほぼ同じで 100000分の1の減光。それ以外の撮影条件は同じ。 |
Stargazeの方が暗い。晴天時には、目を保護するという意味ではいいのだろうが、明日のように曇り空が想定される場合は、望遠鏡の視野に太陽を入れるのがかなり難しくなりそうだ。天候によっては、A80Mfによる観測は取りやめて、望遠レンズのみの観測にしてもいいかもしれない。
ちなみに、NDフィルターの説明書によると、50%欠けたところで光量は約半分になり、今回の金環食(表面の90%覆われる)では約1/10になるという。
もし、今日のような曇り空となるならば、既に晴天時の10分の1の暗さになっているので、金環食のピーク時には、さらにその10分の1、つまり晴天時の1/100となるだろう。とすると、欠け始めがND2.56E4で丁度よかったとすると、ND16を外して、ND400x4のND1600相当のフィルターにする必要があるだろう。ということは、フィルターを重ねる時、一番外側にND16を付けておいた方が便利だろう。こうすれば、シャッタースピードをいじらなくても、フィルターを外すだけでうまく撮影できるかもしれない。
最後に絞り値の調整。いろいろ試してみたが、はっきりはその効果を確かめることはできなかった。曇り空なので、f/8.0くらいでいいような気がする。それより小さな値にすると、後光がさしてしまうので、止めておこう。またND400一枚だけだと、曇り空とはいえ、さすがに太陽は明るいのでオーバー気味になる。やはり、フィルターは組み合わせて使うべし。
絞り値の確認、および低倍率のフィルターの効果の確認。 右下の赤い太陽は、画像処理して黒点を見やすくしたもの。 |
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