連休が終わって、いつもだったら初夏の陽気が気持ちいい季節のはずなのに、ヒンヤリを通り越して冬のような寒さになった。手袋をはめ、強風が時折吹く中、春の星座の観測をした。今晩は月の出が遅く、久しぶりの暗い夜になったので、普段は撮影が難しい暗い銀河にチャレンジすることにした。思い切って北斗七星のM101を選んでみた。
風に揺られないように、露出時間は短くした。そのかわり、感度を上げないと暗い銀河は写らない。しかし、感度を上げすぎると粒子が粗くなってしまい、細かい銀河の構造が見え難くなってしまう。今回は構造のことを気にするより、とりあえず久しぶりのM101を見てみようと思い、感度を一気にiso12800に上げて撮影した。
とりあえず、撮った写真の内8枚を選んでcompositeをgimpで行った。合計9分強程度の露出時間。予想通り、粒子が粗くなって、銀河腕の構造がわかりにくくなってしまった。しかし、
昨年の撮影よりクッキリ撮ることができたと思う。
そういえば、昨年の8月に超新星爆発(SN2011feと呼ばれる)がこの銀河で見つかっている。超新星爆発はだいたい一年くらいで暗くなってしまうが、今ならまだ間に合うかもしれないと思い、拡大して調べてみると、それらしい場所に星が見つかった。これは多分超新星爆発だと思う。来年の観測結果と比べてみれば、はっきりするだろう。
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SN2100feらしき星。 |
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