それでも、蓼科山や車山は鼠色の雲に覆われていたので、あそこまで登ればきっと雪になっているはずと期待し、登ってみる事にした。いつもなら、先日のように積雪にハンドルを取られながら、命がけで登る斜面の道も、今日は雨で路面が露出している。脇には先日の雪がうずたかく積もっていたので、辛うじて冬の景色は停めてはいたが。(それでも、前を走っていた三河ナンバーの車には大変だったようで、滑ったのか、その雪の中に突っ込んだ...) それにしても、富士見台まで登ってもまだ雨とは...霧ヶ峰の年の瀬に、雪じゃなくて雨が降るなんて驚きだ。
さて、さっきの三河ナンバーの車を抜いた後、車山肩の駐車場にて車を降りる。雨はようやく雪になった。駐車場は一応雪かきはしてあるものの、車を止めるスペースはほとんどない。一、二台で一杯一杯といったところ。もちろん、誰もいない。店も冬期休業中。
横殴りの吹雪が冷たい。気温が「高い」せいか、ビチャビチャの雪だった。すぐに靴とズボンが濡れてしまう。このまま頂上までいったら、遭難すること間違い無し。天候が回復する気配もなく、装備も弱かったので、30分ほどで引き上げる。車にもどり、紅茶を飲んで一息いれる。
それにしても、これが冬の霧ヶ峰? ちょっとイメージと違う。真冬の霧ヶ峰のさらさらの雪と、真っ青な空は次回以降のおあずけとなった。それでも、吹雪の中の散歩は、雨に降られてトボトボ歩くのよりも、ずっと楽しかった。
吹雪の霧ヶ峰。車山頂上を臨むも雪雲の中で見ること能はず。 柱の横に張り付いた雪で、吹雪の強さがわかる。 |
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