しかし、LB2045が算出した放射能は0ではない。例えば、京都の清水寺山門付近の土の場合は次のようになった。
京都の清水寺の土のγ線スペクトル |
同様に、兵庫篠山、大阪港の結果も、それぞれ35.42 Bq/kgおよび44.61Bq/kgとなった。平均してだいたい40ベクレル/キロ以下の値が出たら、それは0ベクレル/キロと見なしてよいだろう。
名古屋は39.56 Bq/kg、佐久平は40.21 Bq/kgだったから、検出誤差の40ベクレル/キロを引けば、どちらも0ベクレル/キロ(誤差40ベクレル/キロ)となって、「汚染無し」という判断となる。これは、先に出した結論と首尾一貫している。
しかし、これはあくまで日本の土に関しての「誤差」あるいは「検出限界」であって、食品や外国の土に関しては、改めて検出限界を決めないといけないだろう。
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