イギリスで使っていたHPのPSプリンタを捨ててきたことを後悔している。電源がイギリス仕様だし、荷物になるし、まあ日本にはいいプリンタが安くいっぱいあるだろうし、とたかをくくってイギリスに置いて来てしまった。ところが、いざ帰国してみると、忙しくて新しいプリンタを物色する時間がない。しかたがないので、かつて学振研究員だった頃に、科研費で購入したLaser shot LBP-350を、実家の倉の中から引っ張りだして使う事にした。
ここで、落とし穴にハマる。なんとキャノンは、OS X用のドライバを公開していない、というか開発していないようなのである。ああ、HPのpsプリンタがあったら、CUPSを使ってすぐにでもIPP接続できたのに...とひどく後悔する。大学の倉庫の片隅に放置されていたプリンタサーバを拝借して試してみたが、暗号のような文字がでるばかりで、まともに印刷できない。このプリンタサーバは、LIPSを通してくれないようだ。ネットワークプリンタがつくれないのはショックであったが、なんとかローカルなプリンタとしてだけでも使う事はできないだろうか?さもなければ、実家からわざわざ東京に持って来た労力が水の泡だ。
いろいろ調べると、賢い人たちがいるもので、彼らのおかげでなんとかローカル接続で印刷することができるようになった。ghostscriptをOS X用にチューンしたとのことだ。これをインストールし、USB接続の設定の下、プリンタをつなぐとうまく印刷できた!ありがとう!
参考にしたホームページはここである。その他、派生参考文献としては、ここもある。
2009年6月29日月曜日
G5(dual)の問題
週末が明けて、研究室に来てみるとG5(dual)が唸りを上げていて、まず驚いた。ファンがフル回転している。熱暴走が原因と思われる。電源を切り、しばらく待って再稼動させる。動かない...白いLEDのパイロットランプが3回点滅している。なにかまずーいことが起こった予感がする。何度か電源を入れ直してみたが、うんともすんとも言わない。壊れたか???
別のマシンから、Webで「パイロットランプが3回点滅する」という症状をキーワードに、検索をかけた。どうもメモリアクセスが失敗しているのが原因らしい。イギリス(タイタニックが出航したSouthampton港である)を出発し、地中海から紅海を抜け、ソマリアあたりで海賊に銃撃を受けながら、地球を半周して来たマシンである。どこかで損傷を受けたのだろうか? 恐る恐るパネルを開け、メモリを外してみると、なにか白い粉みたいなのがついている。カビ?東京の湿気と、イギリスの埃で、メモリスロットにカビが発生したのだろうか?それとも、インド洋の湿気にやられたのだろうか?原因はともかく、この白い粉状の汚れが原因かもしれない、と思い、外し、清掃し、付け直してみた。最初は失敗、2度目も失敗。やはり死んでしまったのか?それでも大枚はたいて日本に持ち込んだ、高価なマシンである。あきらめきれず、さまざまな蘇生術を試した。「人工呼吸」(スイッチのオンオフ)を繰り返す。5、6回繰り返しただろうか?オこれを執念というのだろう、ついにG5(dual)が鼓動を打ち始めた。なんとか、生き返ってくれたようである.....
一週間後、再びファンが唸りを上げていた。がっくりである。再起動してみると、今度はうまく起動した...とおもったら一分で凍り付く。この状況が、三回続いた所で、またカビでも生えたか、と思い蓋をあけてみた。大丈夫そうにみえる。蓋を閉じ、再起動。1分で落ちる。どうみても熱暴走の症状なので、透明なプラスチックケースを開けたままにした。G5はこのケースが外れると、センサーが働いてファンがフル稼働する。この状態にしたら、なんと一分で落ちる症状が改善し、安定して作動しはじめた。そして、蓋を閉じるとすぐに落ちる事も確認。どうも、熱がどこかに溜ってしまうようだ。CPU周りを掃除したかったのだが、ちょっと分解の仕方がわからない。下手に外して壊してしまった、Gショックの例もあるし、ここはあきらめることにした。
変わりに、温度モニター(Temprature monitor)を走らせて、何が問題か調べることにした。すると、memory controller heatsinkが、60度、61度、62度、とどんどん上昇して行くではないか!CPU自体は45度程度で安定している。memory controller heatsinkが65度になったとき、システムが落ちた。原因はメモリだけでなく、メモリコントローラーの熱暴走であった。これは、ヒートシンクがうまく当たっていないのか、それとも埃かなにかがつもって、ヒートシンクに熱が伝わらないのか、のどちらかだろう。Webで調べたが、ヒートシンクの位置がわからず、また部品取り外しも難しそうだったので、しばらくは騒音はあるが、蓋を開けて使用することにした。
とはいえ、この音はメインマシンとしては許せない大音響である。そこで、G5(dual)を引退させ、G5(quad)を一線に復活させることにした。温度をモニターすると60度で安定している。やはりG5(dual)は、どこかに歪みが、埃などの堆積があって、ヒートシンクが熱をちゃんと逃がしていない、という問題があるような気がする。
ところで、G5(Quad)の蓋を開けてみた所、もの凄い埃だった!dualの4倍は積もっている感じ。ちょっと掃除したが、なかなか取りきれない。この状況で、熱暴走してないということは、原因はやはりマシンの歪みか?船会社が、運搬中に落としたのだろうか?
別のマシンから、Webで「パイロットランプが3回点滅する」という症状をキーワードに、検索をかけた。どうもメモリアクセスが失敗しているのが原因らしい。イギリス(タイタニックが出航したSouthampton港である)を出発し、地中海から紅海を抜け、ソマリアあたりで海賊に銃撃を受けながら、地球を半周して来たマシンである。どこかで損傷を受けたのだろうか? 恐る恐るパネルを開け、メモリを外してみると、なにか白い粉みたいなのがついている。カビ?東京の湿気と、イギリスの埃で、メモリスロットにカビが発生したのだろうか?それとも、インド洋の湿気にやられたのだろうか?原因はともかく、この白い粉状の汚れが原因かもしれない、と思い、外し、清掃し、付け直してみた。最初は失敗、2度目も失敗。やはり死んでしまったのか?それでも大枚はたいて日本に持ち込んだ、高価なマシンである。あきらめきれず、さまざまな蘇生術を試した。「人工呼吸」(スイッチのオンオフ)を繰り返す。5、6回繰り返しただろうか?オこれを執念というのだろう、ついにG5(dual)が鼓動を打ち始めた。なんとか、生き返ってくれたようである.....
一週間後、再びファンが唸りを上げていた。がっくりである。再起動してみると、今度はうまく起動した...とおもったら一分で凍り付く。この状況が、三回続いた所で、またカビでも生えたか、と思い蓋をあけてみた。大丈夫そうにみえる。蓋を閉じ、再起動。1分で落ちる。どうみても熱暴走の症状なので、透明なプラスチックケースを開けたままにした。G5はこのケースが外れると、センサーが働いてファンがフル稼働する。この状態にしたら、なんと一分で落ちる症状が改善し、安定して作動しはじめた。そして、蓋を閉じるとすぐに落ちる事も確認。どうも、熱がどこかに溜ってしまうようだ。CPU周りを掃除したかったのだが、ちょっと分解の仕方がわからない。下手に外して壊してしまった、Gショックの例もあるし、ここはあきらめることにした。
変わりに、温度モニター(Temprature monitor)を走らせて、何が問題か調べることにした。すると、memory controller heatsinkが、60度、61度、62度、とどんどん上昇して行くではないか!CPU自体は45度程度で安定している。memory controller heatsinkが65度になったとき、システムが落ちた。原因はメモリだけでなく、メモリコントローラーの熱暴走であった。これは、ヒートシンクがうまく当たっていないのか、それとも埃かなにかがつもって、ヒートシンクに熱が伝わらないのか、のどちらかだろう。Webで調べたが、ヒートシンクの位置がわからず、また部品取り外しも難しそうだったので、しばらくは騒音はあるが、蓋を開けて使用することにした。
とはいえ、この音はメインマシンとしては許せない大音響である。そこで、G5(dual)を引退させ、G5(quad)を一線に復活させることにした。温度をモニターすると60度で安定している。やはりG5(dual)は、どこかに歪みが、埃などの堆積があって、ヒートシンクが熱をちゃんと逃がしていない、という問題があるような気がする。
ところで、G5(Quad)の蓋を開けてみた所、もの凄い埃だった!dualの4倍は積もっている感じ。ちょっと掃除したが、なかなか取りきれない。この状況で、熱暴走してないということは、原因はやはりマシンの歪みか?船会社が、運搬中に落としたのだろうか?
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