2010年3月5日金曜日

学会参加:十日町にて

小布施、中野、飯山、野沢温泉、栄村は、千曲川沿いの町村で、飯山以北は豪雪地帯に属す(はず)。生まれて初めて、川沿いに新潟へ抜けてみた。その主な目的は、新潟大学主催の、とある学会への参加である。

峠のない、だらだらと下るだけの県境を越えてみると、驚いた事に十日町は信濃川沿いの町であった。この辺りの道路(国道117)の脇には、たしかに雪が厚く積もっている。2メートルから3メートルはあろうか。ただし、気温が高いため、路面が凍り付くような状態にはなく、雪かきすれば溶けてなくなるようであった。実際新潟大学の人の話によると、水で溶かして除雪している箇所もあるとか。

滞在中の天気は決して良いとは言えないけれど、時折陽が射すこともあった。しかし、すぐに雲行きが変わって、雪が舞ったり、雨が降ってくる。実は降雪のレベルを除けば、英国の気候を思い起こさせた。でも、雪の降る夕闇に、オレンジ色の街灯が反射する風景も、そんなに悪くない。ましてや、温泉がある雪国はほっとさせてくれる何かがある。泊まった宿の温泉は単純アルカリ温泉だということで、黒いというか茶色いというか、そういう色であった。

犬と泊まるということで、特別にログハウスを一件貸してもらい宿泊することができた。が、犬にとっては、新しい家はあまり好ましい環境ではないようで、最初はしきりに吠えたり暴れたりしたので、しかたなく寝る時は箱に入ってもらうことにした。

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