2013年9月7日土曜日

M27:亜鈴星雲の観測

いるか座の新星の観測のおかげですっかり、夏の大三角の付近が詳しくなった。前回の観測写真に写っていたM27亜鈴星雲を、もう少ししっかり観測すべく夜空にカメラを向けてみた。

こぎつね座のM27は、超新星爆発の残骸だ。飛び散るガスが青色に光ってそれは美しい。ここは天の川の中ではあるけれど、射手座付近と違って星の靄で暗闇がかき消されることはない。その宇宙の暗闇の背景に、はっとするほどの鮮やかに、紺碧の星雲が浮かび上がる様にはなんともいえないものがある。

今までどうして、なかなかこの星雲が撮影できなかった不思議なくらい、はっきり写真に写る。たぶん、や座の星の分布についての理解が弱くてなかなか正しい位置にレンズを向けることができなかったからだろう。今回は、新星の位置の特定のために、いるか座とや座の星座の形についてはよく勉強したので、M27の位置を見極めるのはかなり容易であった。

見つけ方は、や座の矢先に当たるγ星のさらにもう一つ先にあるη星をまず見つける。そこから右側に列状に小さな星が並んでいるのでその線を少しずつ辿りながら視線を動かしていく。途中3つ星が縦に並んでいるように見える所で視線を停めて、一度広角気味に写真を撮ってみれば、鮮やかな青色したM27がどこかに写っているはず。

M27:亜鈴星雲
iso3200, 60sec (CD-1)
composite (x6) with gimp
M27: 820 Lightyears, a supernova exploded about a few thousand years ago.

M71(球状星団)もや座のγ星とζ星の間にあるので、簡単に観測することができた。


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