とはいえ、新型が出たからといって、すぐに買い替えるなんてことはしない。そもそも、iPod touchを買ったのは、単に興味があるから、というだけだったし、買ってからしばらくはいいアイデアが湧かず、その使い道に困ったくらいだ。要は、iPod touchは「必需品」じゃなく、まだ玩具に過ぎないから、あわててアップグレードする必要はない。
というような状況の下、最近のiPod touchの利用法について再度まとめてみた。
まず、値段はちょっと高めではあったが、Longmanの英和辞典を購入してみた。これが本当にすばらしい。この間バージョンアップして簡単な和英検索も追加された。これで、私のiPod touchは電子辞書となった!ソニーが電子辞書ビジネスから撤退して以来、電子辞書のサイズが一回り大きくなってしまい、不満が募っていた。カシオやキャノンのものなど、2つほど購入してみたが、大きすぎて邪魔だったり、辞書がバカだったり、熟語の検索が困難極まりない設定であったりと、イライラが溜まった。また、不要な機能を付加したり、既存の機能も無理に高機能化させたせいで、値段が2万円などという、紙媒体なら分厚い超高級辞書に相当するようなレベルに跳ね上がってしまった。たとえ、ものぐさな高校生が背に腹は代えられぬ、と受験のためにこの値段をいやいや受け入れるのだとしても、そういう風に長いものに巻かれてしまうのは「恥」である。私が欲しいのは、ソニーの電子辞書のような、数千円のオーダーで買える、コンパクトで、かつ、良い英和辞書なのだ。そういう意味では、2400円でダウンロードすれば、コンパクトなiPod touchが電子辞書になってくれる、このLongmanのアプリは素晴らしい。「我の望み今ここに叶えられし」と叫ぶ勇者の気分である。
もうひとつ。これはまったくessentialなアイテムではないが、Weather Newsの天気予報アプリ(ウェザーニュースタッチ)が面白い。特に,全国に散らばる会員からの、リアルタイムのレポートはおもしろい。台風や雷雨などといった災害の生々しい記述には迫真さがある。また、各地に分散するお天気カメラもおもしろい。例えば、今、「姫路」を選択すると、修理中の姫路城が鉄骨の籠に日毎に包まれて行く様子を見ることができる。(実は、この映像を見ながら、完全に包まれてしまえば修理終了の5年先まで姿を見せない天守閣を、その姿が隠れる前になんとか一目見ておきたいと焦る気持ち抑えきれなくなり、先日ついに姫路まで行ってしまった....)
「籠」の中の姫路城 |
iPod touchを電子辞書にすることができたのだから、今度は関数電卓にしてみたい、という衝動は、科学者ならばきっともつであろう。電卓アプリは無料のものが多いのだが、関数電卓アプリは有料のものが多く、ちょっとがっかりした。なんとか我慢できるのがCalqum Liteで、必要最低限の機能が無料で提供される。関数電卓アプリは、自分で開発したほうがよいかもしれない。
最後に。宇多田ヒカルのFirst Albumをライブラリに追加してみた。Van HalenのBestの方がよかったかもしれぬ。
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