2013年3月1日金曜日

3月1日の東京新聞:がれき石綿にオスプレイ、そして原発再稼働

悪いニュースが重なった...3/1の東京新聞の一面は悲惨な記事のオンパレードだ。

トップ記事は、神戸の大地震で発生した瓦礫から飛び散ったアスベスト(石綿)の話。地震で発生した瓦礫処理を担当した作業員たちが、肺の奥まで石綿(アスベスト)を吸い込んでから20年弱が経過した。長い間、彼らの肺に隠れ潜み、「ミクロの時限爆弾」と呼ばれ恐れられている毒物が、ついに牙を向き始め元作業員達の命を奪い始めたというのだ。前にも書いたように既に死者は出ており、最新の報道によれば、その労災申請は認められたそうだ。つまり、地震の瓦礫を処理すると20年後に癌で死ぬ確率が非常に高くなることが、公式に認められたのだ。

今回の東日本大震災では、建物の改善が神戸より進んでいるため、影響は「少ない」という話も聞くが、「神戸よりは少ない」だけであって、絶対数としては恐怖を感じるような大きな数になるのではないか? 3/1の東京新聞の別の記事では、気仙沼の瓦礫アスベストの問題が報道されていた。やはり、相当量が飛散しているそう。今回、東北地方で瓦礫処理をした作業員は、20年後に再び「悲しい記事」の主人公になってしまう可能性は残念ながら高いだろう。忘れてはならないのは、今回は放射能汚染も発生している点だ。(もしかすると、セシウムから放出されるβ線やγ線によって傷付いた組織は、アスベストのような毒物に対する抵抗も弱いのではないだろうか?)

この瓦礫を、トラックに積み込んで日本各地に運んで、「広域処理」しているというのだから恐ろしい。とはいえ、この「広域処理」は失敗の烙印を押されたようだ。環境省や総理大臣の「必死の説明」は、今考えたら「茶番劇」、「猿芝居」...whatever you name it!

次の記事は、「オスプレイがついに本州に来る」というもの。3/6、つまり、あとわずか5日で「墜落の王者」が日本全域を「戦争の練習場」にするというわけだ。東京新聞の分析では、最初は山口の岩国基地をベースに山岳戦の練習(主に山間地での超低空飛行の練習)をするそうで、その最初の標的地(仮想タリバン陣地?)が、広島や岡山などの中国山地になるのではないか?と予想している。アメリカ軍の資料によれば、その他、四国や信州の北アルプス、新潟の谷川岳から群馬の尾瀬周辺の山地、そして東北の奥羽山脈(日光から蔵王、栗駒、そして田沢湖から十和田、奥入瀬まで!)も、「山岳戦争の人殺しの練習場所」に予定しているそうだ。沖縄の人たちはすでに、活動を開始し、命がけで頑張っている。本州の人間はちょっと出遅れている。東京の上空にも飛ぶ可能性はある。(六本木の米軍基地にも一機ぐらいくるんじゃないか?今は、雀の大群が飛来しているだけだが...そのうち「オスプレイ」に狩られてしまうかも。)アメリカ軍は、自民党政権になった状況をよく見ている。今ならやりたい放題できる、と判断したのだろう。在日アメリカ軍基地の「夜間外出禁止令」はいつのまにか取り消しになった。「自民党を選んだ」ということは、「植民地としての日本」を選んだということなのかもしれない。なんとか、次の夏の選挙ではこの流れを食い止めないといけない。
「オスプレイ」は鷹の仲間。
wikipediaより転載
最後の記事は「阿部首相、原発再稼働を明言」というもの。鬼平風に言えば、「ついに化けの皮をはぎやがったな、この野郎」ってなもんである。これも「植民地」の反映なのだろうか。相当な圧力がアメリカからあったのかもしれぬ。自民党政権が忠実な下僕のように「Yes, sir!」と敬礼しながら命令に従っているだけだとしたら、恥ずかしい話だ。こちらも、夏の選挙では、「我々が」この流れを食い止めねばならない!

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