2012年2月6日月曜日

Frankenstein (by Mary Shelly)を読む

1818年に書かれた、Mary ShellyのFrankenstein(の原書)を読んだ。正味3日の速読で、内容だけ拾った。

Frankensteinを読もうと思ったのは、人間の作った技術が人間自身に牙を剥く話だと思ったからだ。これは最近の日本の「事故」と関連しているような気がして、19世紀の人間が技術の発展をどう考えていたか興味があった。

しかし、読んでみて寸評せよ、と言われたら、そういう流れで書くことはためらわれる。むしろこれはストーカーの話だと思った。愛や幸福に飢えた醜い化け物が、そういうものを持っている人間に対してストーキングする話とでもなろうか?

こういう「化け物」は、科学や技術とは直接は関係無しに、現代の日本社会のシステムの劣化によって大量に生み出されているような気がする。そして、その化け物とは人間自体のことだ。

ちなみにFrankensteinというのは、化け物を作った人間の苗字であって、化け物の名称ではない。(この本を読むまで知らなかった...)また、Frankensteinは年寄りの博士ではなく、若い金持ちのスイス人学生だ。

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