2013年5月6日月曜日

富士見町から清里へ

富士見町からは富士山がよく見える。信州で、もっとも富士山に馴染みをもっている場所だろう。いつもよく使う道(鉢巻道路)は森の中にあるのでよく見えないが、ある区間だけ真正面に大きな富士がそびえ立つのがよく見える場所がある。いつも撮ろう撮ろうと思っていて忘れてしまうのだが、今日はなんとかギリギリで間に合わせることができた。

富士見町の富士
八ヶ岳の裾野の向こうに、釜無川や富士川が流れる甲府盆地があるため、うまい具合に信州からでも富士が見えるのだ。実はこの低地はフォッサマグナの西縁にある、(有名な)糸静線という大きな断層に対応している。つまり、富士見町から富士山が見えるのは偶然ではないということだ。そして富士と八ヶ岳(そして浅間)が一列に並んでいるのも、おそらくは偶然ではないのだろう。

この道は小淵沢で八ヶ岳高原道路に突き当たる。そこから清里まで回り込み、野辺山経由で佐久甲州街道を北上して信州に戻るのがいつものルート。清里や小淵沢は甲州、つまり山梨県にある「お隣さん」だ。山梨に出ると、富士山は圧倒的に見やすくなるし、迫力も増す。
甲斐大泉あたりから見た富士山。
静岡で見る富士と違って、裾野が見えないのが甲州からみた富士の特徴だろう。遮るのは御坂山地だ。そこから眺める富士はきっと絶景に違いない。

清里の天女山入り口の近くに、(俳優の)柳生さんが経営する有名なレストランがある。
息子さんは有名なガーデナーで、このレストランにも大きな庭(というより森)があって、散策することができる。今はカタクリが満開の状態。ここのレストランのパンはちょっと柔らかめなので残念なのだが、パスタやハンバーグなどはとても美味しい。今回はアラビアータと花豆のスープを注文した。アラビアータはちょっと辛めだったので、ボロネーゼにしてもよかったかもと多少後悔したけれど、スープもアラビアータも素晴らしかった!いつもこのレストランに来ると、柳生さん自身がテーブルに陣取ってたくさんの人と会食している。この日もそうで、親戚の人たちが大勢集まって、レストランの真ん中の大きなテーブルを囲んで、長い食事を楽しんでいた。犬と一緒にレストランに入れるので、この場所にも店の人たちにもとても好感がもてる。

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