2014年3月21日金曜日

放射線による奇形昆虫の増加:毎日新聞より

福島第一原発周辺の昆虫の遺伝子が破壊されている。この遺伝子異常による死滅はまだ起きていないらしく、奇形の形質を取り込んだまま成長/生殖しているものが1割強もいる、という報告があった(アブラムシの仲間)。[リンク切れの時はこちら]


避難している住民がいつの日にか福島の地に戻って来て(300年後?)、(大)昔のように虫達と戯れながら夏の一日を過ごすとき、それは今まで見たこともないような奇妙な昆虫(梅図かずおの「漂流教室」?)に囲まれることになるのだろうか?

「崩れた」遺伝子を元に戻すことはもう不可能だ。本当に美しかった、2010年までの「福島の自然の姿」は、もう二度と「復興」できないのであろう。

宮崎駿の「風の谷の...」では、奇妙な昆虫たちがたくさん登場するが、それがどうして地上に現れたかについては説明がなかった。しかし...こういうこと(↑)だったんだろうと思った。「汚れているのは土なんです」とナウシカは叫んだが、このまま行くと我々はきっと彼女が恨むことになる『先の文明』となってしまうだろう。

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