2011年2月1日火曜日

春の大曲線と土星

最近は土星の観測がしやすくなっている。夜12時頃になると東の空に上ってくる。今年はスピカと対で上がってくるので見つけやすい。

この時間帯は、北斗七星も北の空に高く上がっている。杓の柄にあたる滑らかな曲線は「春の大曲線」と呼ばれる目印の一部分となっていることを最近知った。これを使うと土星を見つけやすい。

杓の柄に沿って外側に飛び出していくような形で(つまり地平線に向かって)曲線を外挿する。すると、その延長上にとても明るい赤っぽい恒星が見える。それが、牛飼い座のアークトゥルス(0等星)。さらに曲線を延ばすと乙女座のスピカ(1等星)になる。スピカの真上にあるのが、土星ということになる。

カメラの望遠レンズで土星を撮ってみたが、さすがに輪は写らなかった。そのかわり、土星の横に2つほど小さな星が写っていた。もしかすると衛星かもしれない。望遠鏡で撮影してみたい。

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