2010年11月18日木曜日

木星の衛星観察

今、木星がよく見える。南の空に高く明るく光っている。月に近いのが珠に傷だが、−3等近いから、肉眼で見る限り問題ない。

双眼鏡でガリレオ衛星(木星の4大衛星、イオ、ガニメデ、エウロパ、カリスト)を観測してみることにした。学生に教えている手前、自分でちゃんと観測しておくべきだと思ったからだ。今晩は、左から、カリスト、ガニメデ、イオ(この3つは黄道面に対して木星の左側)、エウロパは木星の右に見えるはずである。今日は、6時、10時、12時と全部で3回の観測を行った。

6時の観測では、3つしか確認できなかった。左に2つ、右に1つだ。ガニメデとイオはかなり接近していたため、自分のもっている双眼鏡では分解できなかったのかもしれない。また、きちんとピントを合わせないと、微かに光るガリレオ衛星を観測するのは難しかった。

10時の観測では、かろうじて、ガニメデとイオは分離していたように見えた。が、先入観がないと1つに見えたかもしれない。6時に比べ、カリストとエウロパが木星に近づいたため、全体的にコンパクトになり、焦点が合わせにくかった。

12時。再び3つしか見えなかった.たぶん、イオが木星に近づきすぎたため、双眼鏡では分解できなかったのでは?あるいは、月の光が明るすぎて、十分コントラストが取れなかったのかもしれない。

次は、月の無い時に観測したいと思った。4つの衛星を完全な形で見てみたい。とはいえ、月は月でおもしろい。なんといっても、双眼鏡でとても大きく見える。いわゆるウサギ(耳=豊の海、顔=静かの海、胸=晴の海、胴=雨の海、足=嵐の海)がよく見えたし,Tychoクレータは今日もきれいだった。

明け方5時頃、東の水平線上に金星が見えるはずだ。三日月の形をしていると思うので、これも観測すべきなのだが、多分起きられないだろう。

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