2011年10月13日木曜日

軽井沢の放射能汚染:ついに町の測定で高線量

軽井沢町は「汚染は無い」と主張して来たが、それもついに取り下げるときが来た。町の測定で、小学校の敷地内に1.7μSv/hという高い値を示す場所が見つかったという。

ちょっと高すぎるかも、と思いつつも、世田谷(馬事公苑の近く)でも2μSv/h越えのところがあるという噂だし、集中すると福島レベルまで跳ね上がってしまうのかもしれない。


2 件のコメント:

クラフト さんのコメント...

8月19日付けの付けのブログ記事「信州のセシウム汚染の度合い:南佐久へ行く」にコメントさせていただきました。
 群馬県が汚染されたことに怒り、長野県の放射能汚染が無ければと、又は、あったとしても大したことがないように祈っております。長野県知事は、除洗に前向きのようですので、軽井沢が、まさに、正しいやりかたで除洗されるよう願っています。長野は高品位な農業(リンゴ農家に台湾から買付に来て、国内価格の2~3割高で契約をする)と観光が重要な産業です。いつまでも事実から目を背けるわけにいかないでしょう。
 そして、文科省による航空機での汚染マップの長野版発表が11月と聞いて、なんと遅いことかと思っておりました。
 ところで、気象庁気象研究所のHPには、 「 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の移流拡散について」との調査結果が発表されております。そして、相対的汚染度を示すような動画(1時間おきの計測値でやたら動きが速い。面倒だがいちいちデジカメで撮影したものを見た)があります。この動画から次のことを読みました。
① 3月15日:軽井沢から長野県川上村に至る県境尾根をやや越えて、緑色で表示されたプルームが長野県側に侵入した。11:00には、このプルームのかなり濃厚そうな部分が軽井沢あたりにかかろうとしているように見える。13:00には、この緑色の舌状のプルームは長野市あたりにかかっているように見える。15:00には、長野県に侵入したプルームの色が、より程度が軽い青色表示になった。3月16日 02:00長野県からプルームが消失する。
② 3月15日の昼間における関東地方方面への放射能汚染ルートは、群馬大早川教授の9月30日版「福島第1原発から漏れた放射能汚染ルートとタイミング」のうちの「2011年3月15日群馬ルート」に表現された矢印とは違う動きをしている。より北方の、群馬・栃木・茨城県境、すなわち、古河市あたりを通過して、川場村へと向かっているように見える。
 しかし、そうであるならば、当時東京において手持ちのガイガーカウンター(Iispector Alert)が異常な高値を計測したのと矛盾する?
③ 3月21日~22日にかけて、プルームが薄く広く、長野県を、覆っている。私にとっては、この調査がこのことを示す資料として始めたのもの。
 先生のご意見を伺えれば、嬉しく思います。

kuzzila さんのコメント...

シミュレーションというのは、現実を簡略化し、条件を設定して実行しますので、そこが現実と乖離すると誤差が大きくなります。逆に、細かいところの条件は外していても、本質的な部分が合致すれば、よい結果がでます。

いろいろなシミュレーションがあるのはよいことで、その結果だけを見ずに、条件もチェックするようにします。すると、「これはうまくいってないので、この条件は現実から離れているな」とか、新しい情報が入ります。

一方、早川マップはシミュレーションではなく、インターネットで公開されている精度の良い測定も悪い測定もごちゃ混ぜになった情報から、早川先生の経験と勘によって、「えいや!」と等高線を引いたものです。(科学的ではないという指摘も、別の研究者から出ています。)とはいえ、研究者の勘が「本質」を捉えていることも多々ありますので、検証しながら細部の差異に捕まらないように注意しながら理解するのが大切です。