2011年10月26日水曜日

久しぶりの木星観察

今は木星観察の好機だそうで、確かに晴れた日に夜空を見上げると、眩しいばかりに輝く木星がすぐに目に入る。

拡大撮影用のパーツを購入したので、さっそく試しに一枚撮ってみることにした。

木星のクリアな写真がすぐに手に入ると思いきや、これが意外に大変で、手ブレを抑えるのと、ピント合わせが難しく、なかなかうまく撮影できない。すこしアンダー気味にシャッタースピードを調整して、あとは画像処理に任せることにした。が、やはりピントが合ってないと話にならない。たくさん撮ったが大半が没となった。

なんとか、縞模様が写った一枚がこれ。
木星(A80Mfに拡大パーツをつけて撮影:iso400, 1/10sec)
赤道に1つ。上半球(北半球?)に1本。下半球(南半球?)に薄く一本、微かに見える。上半球の極は茶色が濃いような気がする。

次に、ガリレオ衛星の写真。まずはカメラで撮ったもの。
木星とその衛星の望遠レンズによる撮影(iso400,10sec)
木星の左にエウロパ、右にカリストが見える。しかし、エウロパと木星の間にあるはずの、イオとガニメデはよくわからない。若干、木星の左側が膨らんでいるように見えるだけだ。

最後に、拡大パーツを付けてA80Mf望遠鏡にデジカメをつけて撮影したのが次の写真。
A80Mfに拡大パーツをつけて撮影した、ガリレオ衛星。
像は、左右逆転しているのに注意。左に離れて微かに見えるのがカリスト。一番右にあるのはエウロパ。エウロパと木星の間に、さらに2つの衛星(左よりガニメデとイオ)があるのが、はっきりとわかる。さすがに望遠鏡!難点は、赤道儀がないために、像が流れてしまう点。それでも、この撮影はシャッタースピードが1/3秒。iso400なので、もう少し感度を上げて、カリストをハッキリ写してやっても良かった。

以前撮ったコリメート撮影による木星の像はこれ

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