2011年10月24日月曜日

信州のセシウム汚染の度合い:佐久盆地

佐久盆地の汚染はたぶん無い(あるいはかなり弱い)と仮定して、その周辺の里山に汚染がないか調査してみた。すなわち、佐久盆地を囲む低山の汚染の有無を調べてみた。

軽井沢周辺や群馬との県境にある比較的高い山々(1500メートル以下)のセシウム汚染はひどい(0.2μSv/h程度)ことが判っているので、そこを突破したセシウムクラウドが信州側のどこで沈着したか興味があるというわけだ。

10月は青森で学会があったり、論文の投稿、さらには講義が始まったりして、あまり測定ができなかったが、ようやく時間がとれるようになったので、久しぶりに測定を再開した。

今回のポイントは次の4地点。
(1)平尾山の麓(パラダスキー場)
(2)瓜生坂(望月)
(3)うぐいすの森(岸野の別荘地)
(4)御牧原の斜面(浅科)

結果からいうと、それぞれ問題の無いレベルだった。(どこも、生データで、だいたい0.10μSv/h程度。)どうも佐久盆地にはホットスポットらしきものはないように思えて来た。(もちろん、マイクロホットスポットはあるかもしれないが、全体の汚染が弱いので雨等で集中しても高線量にはなりえないと思う。)

佐久盆地中心部の汚染地図は次の通り。
さらに広域の、南佐久から北佐久(軽井沢、小諸)にかけての汚染地図は次の通り。
佐久盆地、および関東平野の群馬部分の様子
詳細なレポートは、いつものように別々に書くことにする。

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