せっかくGIMPという良い画像処理ソフトウェアがあるので、これを使わない手はない、とかねがね思っていたのだが、なかなか手順が分からず、手が出せないままにいた。蝶々星雲の撮影に是非応用してみようと思い、今回は時間を取ってGIMPによるコンポジット処理の習得に挑戦してみた。
いろいろ見たが、一番参考になるのがここ。Photoshop用の解説なのだが、そっくり同じことがGIMPでもできる!レイヤーの意味や、その重ね方をまずマスターする。次に、重ね方の演算の選び方。演算を「標準」にし、透明度を50%にすると、「加算平均」となること、などを学んだあと、最後は「トーナメント方式」による複数枚の合成法を試す。今回参考になったのは、「減算」による重ね合わせの微調整。これはかなり便利な機能だと思う。これを知らずに重ねた画像は、手ブレのひどい写真のようになってしまった。
今日はとりあえず、4枚からなるコンポジット画像を作ったが、元のデータが5秒の露出なので、トータルで20秒に過ぎず、ぱっとしない画像となった。もっと重ねれば、平均操作でランダムノイズを消し去ると同時に、星雲自体は正干渉させてクッキリ浮かび上がらせることができるはずだ。実は、このアイデアはフーリエ級数展開そのもの。
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