2011年7月10日日曜日

M31:半年ぶりのアンドロメダ銀河

真夜中、犬が吠えたので目が覚めてしまった。梅雨明けしたとはいえ、夕方は曇っていて、天体観測はできなかった。まさかとは思ったが、外に出てみてびっくり。夏の大三角、そしてペガサスが夜空に浮かんでいたのだった。

夏だから、デネブ周辺の北アメリカ星雲に挑みたいところだったが、ここはあえて、半年ぶりにM31、アンドロメダ銀河の撮影に挑むことにきめた。CD−1を買って初めてのM31の撮影なので、かなり興奮したが、意外にこの天体の撮影は難しいことがわかった。明るすぎるのである....

色々試してみたが、iso400で一分露光したものが一番よく写っていた。それでも、中心部が露出オーバー気味で、周辺の渦をハッキリ出すのと、中心部のバルジをクッキリ写すのと、同時にやるのがかなり難しい。これは下手するとiso200で120秒やった方がよいのではないか?と思ったくらい。ちなみに、右下の丸い銀河がM32、左後ろに写る楕円がM110だ。両者とも、M31に引っ張られているらしい。

アンドロメダまでの距離は約200万光年。ハッブルが、ケフェイド型変光星を利用して初めて測定したのは有名な話。さらに、青方偏移していることも知られている。つまり、我々の天の川銀河に突進してきていて、50億年もすれば衝突するとかしないとか。

M31:アンドロメダ銀河。iso400,60sec.

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