2011年1月17日月曜日

木星の観測写真:はじめの一歩

Cyber-shotで点状の恒星を写すのみならず、惑星や星間雲、そして銀河をもっと大きく写してみたい、というのは天文ファンの共通する望みだろう。私も、木星の大気の様子をなんとか写真に収めてみたいと思い、ついにデジカメ一眼レフを(中古で)購入してしまった。昔のフィルム式一眼レフの望遠レンズが再利用できるかもという打算から、同じキャノンのEOSシリーズを選択。その中でも最安値ということで、EOS kiss Fという機種にした。2008年6月発売だという。

ガリレオ衛星の時と同じように、Vixen POLTA A80Mf屈折望遠鏡を用いて、コリメート撮影を試みた。今回は一眼レフなので、直接カメラのファインダーから風景が確認できる。つまり眼球の感度で天体に焦点を合わせることができるのでやりやすい。とはいえ、手ぶれとの格闘は割けられない。手ぶれを抑えるため、そして木星の光量を制限するため(木星はとても明るい星なのである)、1/100秒にシャッタースピードをセットして、シャッターを切る。液晶モニタで確認すると、小さな明るいポッチが写っているので、なんとか成功。これをコンピュターで画像処理したのが次の写真。
木星(18:09頃)
やったー!ってなもんである。木星大気の層状の模様がわかる。オレンジ色っぽい太いのが一つと、薄いのが一本ちょっと。大赤斑はないように見える。これで、ガリレオ衛星も写っていれば最高なんだが、露出時間が異なるので、画像の合成が必要になるだろう。また、手ぶれを防ぐために、カメラの三脚とレリーズが必要になると思われる。

ちなみに、もっとレベルの上の人たちの写真を見ると、今、木星はこうなっているそうだ。大赤斑はしばらく消失していたらしく、今でもかなり薄い色になっているようだ。「薄いのが一本ちょっと」と書いたが、その「ちょっと」の部分が大赤斑になっているんだろう、きっと。

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