離山の東西仮説を確かめるには追分で測定するべきで、さっそくやってみた。その結果は驚きのものだった。
離山から西に離れること5キロほど、また標高はちょうど1000mの場所にある追分は、仮説によれば0.1μSv/h(ただしJB4020の生データで)程度のはずで、汚染は無い地域のはず。しかし、測定結果は、碓氷峠や雲場池と同じで、0.27μSv/hだった.... 自分の仮説はこれで完全に破れた。軽井沢の汚染は思ったより広がっているようだ。ショックだ。
御代田も、浅間山麓の辺りは汚染されているのかもしれない。雪窓公園は0.11と低く出たが、手入れされた芝生が広がっているので、除染されてしまっただけなのかもしれない。引き続き調査を広げる必要があると感じた。
今回測定したのは、蕎麦屋さんの前を走る国道18号から、ちょっと脇に入った場所にある雑木林の中。今までのように地表に置いて測定した。地表の状況は、雲場池同様の落ち葉。おそらく、蕎麦屋の駐車場(アスファルト)で測ると、雲場池の湖畔で測定したような低い線量が出たと思う。なんとなく、軽井沢の汚染は、落ち葉や苔に埋もれた山間部や雑木林、大きな別荘地の庭、そして湿地帯など、自然にあふれた場所が(皮肉にも)ひどい結果になっているような気がしてきた。
今までの結果をまとめると次のような地図となった。
実は、今日は他にもいろいろ測定に行く予定だったが、蕎麦を食べ終わる頃、激しい雨がついに降り出してしまったため、中止にした。それでは東京に戻ろうと予定を変更すると、今度は関越が花園まで通行止めだという。しかたなく、こちらもあきらめる。その後、いったん雨脚は弱まって関越は通行止めが解除されたものの、家に着くとまた強く降り出して来た。今度は山梨の方から強い雨が侵入してきたようだ。台風の影響が少ないことを祈る。(これでセシウム137が流れ出してしまうかどうかも、興味有り。)
[追記]2012年の秋に行った、軽井沢の土壌の放射能測定の結果はこちら。
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