馬頭星雲(IC434)、八裂き星雲(NGC2024)、オリオン座ζ星 |
その後、素晴らしい秋の星座と木星が夜空を埋め尽くした。木星のスペトル観察と、北アメリカ星雲の観測をしている内に、雲が出て来てしまった。
真夜中、もう一度外に出ると、今度は冬の星座で、満天の星空となっていた。冬の星空はかくも派手なのかと改めて思った。蟹星雲、昴、などを撮影した後、馬頭星雲の撮影に挑む。前回はNGC2024を撮ることはできたのだが、その下に馬頭星雲があることをすっかり忘れてしまい、まずい構図にしてしまった。また、そのとき写った馬頭星雲の淡い水素原子雲が写真に写りにくいことがわかったので、すこし長めに露出することにした。
iso12800で40秒と60秒で試したが、やはり60秒でやっとこ馬頭星雲の概形が写る程度。本当は厳しい極軸合わせをして2分くらいは露出したいところだろう。しかし、CD-1の極軸設定をいい加減にしたままだったので、60秒がギリギリだった。
40秒3枚、60秒2枚の合計4分のデータをgimpでコンポジット処理したのが、上の写真。馬頭星雲の暗黒星雲がぎりぎりでわかる。一方、八裂き星雲(NGC2024)はかなりよく写っている。
[天体データメモ]
馬頭星雲(IC434):1300光年、背景は水素原子ガス、黒いのは濃密なダストからなる暗黒星雲(高性能望遠鏡で見るとガスがたなびく様子がわかる!)
八裂き星雲(NGC2024): 1300光年、水素原子ガス。
オリオンζ星(Alnitak,アルニタク):800光年、三重星、主星は青色巨星。
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