左の白くて丸いのが月、右が月光のスペクトル分解。 シャッタースピード1/40秒での手取り。 回折格子は手でレンズの前に置いただけ。 (これは合成写真ではなく、本当にこういう風にファインダーに映る。) |
月を撮影しないときは、右側を覗き込むようにレンズを向けるとよい。拡大したスペクトルを撮影することができる。
月のスペクトル。 |
ちなみに、蛍光灯の光を分解すると、輝線スペクトルになっているのがよくわかる。メーカー毎、製品毎に色の混ぜ方が異なるそうだから、カタログをつくっておくと役に立つかもしれない。
ある蛍光灯の輝線スペクトル 白熱灯のオレンジ色を模した発色になっている。 そのため、赤系統の成分が多く含まれている。 |
この後、恒星のスペクトル分解に挑んだ。月が明るいので、東の空に輝くベガを見てみた。まず、月と同じように、レンズの前に回折格子を置いてみたが、これは失敗。対称が小さすぎるのである。そこで、A80Mfを持って来て、接眼レンズの像にかざしてみた。すると、細くて長いスペクトルが対物レンズの左右に広がった。しかし、これを撮影するのは大変で、焦点が合わなかったり、像がファインダーに入らなかったりで、うまく撮影できなかった。作戦を立てる必要有り。
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