山道を登る途中、白樺湖の近くで山桜が満開なのを見て、これはまだ春の盛りかな、と多少の修正はしたものの、車山の斜面で浴びた冷たい西風に、自分の認識の甘さを深く反省させられたのだった。霧ヶ峰は、まだまだ春の初めにいる。
その証拠に、斜面に咲くのはショウジョウバカマのみ。春は始まったばかりということだ。実際、車山には残雪が残り、その雪解け水が川となって流れ出していた。
草原に点在していたショウジョウバカマ。 |
そこから、茅野の平の方を眺める。写真によく映っていないが、向こうに南アルプスの峰峰が見える。左に連なるのが八ヶ岳連峰。かつてのフォッサマグナの海にそびえ立つ、「西日本島」の断崖を想像した。そこに突如と現れた火山(八ヶ岳)。溶岩や噴出物で、海を埋め立てたことだろう。ここ霧ヶ峰も実は火山に他ならない。
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