2011年5月23日月曜日

霧ヶ峰はまだ初春:ショウジョウバカマ

庭に植えたレンゲツツジが開花したので、霧ヶ峰もそろそろ初夏かな、などと勘違いしてしまった。

山道を登る途中、白樺湖の近くで山桜が満開なのを見て、これはまだ春の盛りかな、と多少の修正はしたものの、車山の斜面で浴びた冷たい西風に、自分の認識の甘さを深く反省させられたのだった。霧ヶ峰は、まだまだ春の初めにいる。

その証拠に、斜面に咲くのはショウジョウバカマのみ。春は始まったばかりということだ。実際、車山には残雪が残り、その雪解け水が川となって流れ出していた。
草原に点在していたショウジョウバカマ。
夏に来るといつも一杯の車山の駐車場も今日はがらがら。車をそこに停めて、信濃自然歩道を使って、車山乗越(1818m)まで歩いて登った。それでも、往復一時間くらいはかかった。

そこから、茅野の平の方を眺める。写真によく映っていないが、向こうに南アルプスの峰峰が見える。左に連なるのが八ヶ岳連峰。かつてのフォッサマグナの海にそびえ立つ、「西日本島」の断崖を想像した。そこに突如と現れた火山(八ヶ岳)。溶岩や噴出物で、海を埋め立てたことだろう。ここ霧ヶ峰も実は火山に他ならない。

車山の斜面より、八ヶ岳の裾野を見る。
平の向こうには南アルプスがみえた。
帰り道、いつもの牧場に寄る。ピザはオーダーストップになっていたが、ソフトクリームを注文した。女神湖下まで下ってきただけで、もう空気が暑くなる。霧ヶ峰の風の冷たさが嘘のように思えた。


0 件のコメント: