赤色と緑色のレーザーポインタを購入したのは去年のこと。それぞれ、3000円および20000円程度した。波長の短いレーザーはやっぱり高価になるんだな、と思った。緑で2万円なら、青色レーザーなんてちょっと手が届かないはず。確かに調べてみると、10万円近くもする。
先週の講義で、青色レーザーポインタは高嶺の花です、と説明したら、講義中に手持ちのパソコンで検索した学生がいて「先生、アマゾンなら5000円で青色レーザーポインタが買えますよ」という。この学生の検索能力には恐れ入ったので、「来週までに購入して、皆さんにお見せしましょう」と約束してしまった。
注文の品がさっそく今日届いたので、講義で使ってみた。が、学生の失笑を買ってしまう。色が薄くてまったく見えないのだ。スクリーンまで10センチの距離まで近寄ってようやく薄紫(本当の青色ではない!)のスポットが浮かんでくる。しかし、こんなに近寄ったんでは、ポインタには成り得ない!この製品は欠陥品だろうか?たぶん、部屋をまっ暗にしたら、それなりに見えるのかもしれない。しかし、それではやっぱり使い物にならない。
「ただほど高いものはない」ほどではないが、「安物にはそれなりの理由がある」ことを思い知った一品となった。
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