2011年6月26日日曜日

ウィーンに来た

乗り換え中継のため、現在ウィーンに滞在中。この空港には無料のWiFiサービスがあって、とても便利。4時間の待ち時間があるが、ネットが使えるので退屈しない。といっても、空港だけに居るだけではつまらない。初めてのウィーン観光(正味はわずか2時間...)に挑戦してみた。

まず、パスポートコントロールを抜け、携帯電話を海外用にセットし、空港でタクシーの名刺(電話番号)を集める(といっても、2、3社しかないが。)これはあくまで緊急用。次に列車の情報集め。在来線と、CATと呼ばれる直行列車と、二種類あるらしい。パンフレットに16分でウィーン中心部まで行くことができるとあったので、ちょっと料金は高いがCATを使うことに決めた。往復で18ユーロ。(券売機で、うっかり英ポンド立てのカードで買ってしまった。円高の今、日本円を今使わずどこで使う?)パンフレットに中心街の地図が付いていたので、これを頼りに街歩きすることにする。バスに関しては、最初から検討せず。最安だったが、見た感じ多くの客で込んでいたし、時間がものすごくかかるらしい。

国際空港とは思えない程の小さな空港だが、小回りが効いて便利だと思う。空港の外に出ると、青空が広がる。振り返ると管制塔が夏の光に輝いている。目の前にCATへの地下通路があり、そこを下るとすぐにプラットフォーム。改札というものはない。二階建ての列車なので、景色のよい2Fへ登る。客車には一人の客もおらず、独占状態。列車は定刻に出発し、定刻に到着した。途中、だだっ広い小麦畑が地平線まで続いている風景が現れる。久しぶりのヨーロッパなり。気温17度。夏の風が心地良い。(こんな初夏のいい時期に、雨期にぶち当たる地域は本当に気の毒に感じる。)

街に出て、まずStadtparkへ行く。大きめの公園。ヨハンシュトラウスの金ぴかの像があった。腹が減ったので、公園内の食堂でSausage+potato+サワークラウトを食べる。O111が怖いので、サラダは残す。ソーセージは真ん中に火が通ってない。冷蔵庫の冷たさ。はっきりいって不味い。揚げたポテトはまあまあいけた。これで腹ごしらえできた。
公園の中の高級(?)レストラン付きの屋敷(ホール?)。
正面の花時計の後ろにシュトラウスの像。今回の不味いレストランは、
実はこの左の(写真に写ってない)安いところ。)

次に、街の中心部にあるStephansdomという巨大な教会まで徒歩で行く。公園から歩いて15分弱。この付近の広場や通りにだけ人がたくさんいる。ウィーンのその他の地域はゴーストタウンのように人も車も少ない。人口の圧力というものが、この街には感じられない。不思議なところだ。(後で合流したドイツの教授によると、今週はヨーロッパ中の中学校や高校で学期末だったそうで、来週より夏のバカンス移動が本格化するとか。そうなると、この街も観光客で溢れるのだろうか?)

Stephansdomの遠景。とにかく、いい天気。

1 件のコメント:

kuzzila さんのコメント...

その後も、生野菜も食べたりしましたが、お腹は大丈夫でした。ヨーロッパのO111騒ぎは収束した感じです。

だいたい、今年のヨーロッパは概して涼しいと思いました。昨年、猛暑で野火が多発し、街が煙で覆われたモスクワなんかも、今年の夏は快適だよ、とロシアの研究者はいってました。この調子なら、これ以上の食中毒はありえない感じです。