2011年6月24日金曜日

太陽黒点の観測の仕方

梅雨の「晴れ間」だと思ったら、梅雨明けみたいな天気が続いている。関東地区の電気消費量も連日90%超だそうで、晴れたら晴れたで大変だ。

この機会を利用して太陽黒点の観測を連日行っている。しかし、3日目にして困ったのは、太陽の極軸をどうやって見つけるか、という点。2つ以上黒点がある場合は、なんとかなるのだが、運の悪いことに、現在はめぼしい黒点が一つしか見当たらない。これでは、後で観測データを重ねて比較するときに、どの向きに太陽が自転しているのかわからない....方程式を立てて検討したところ、太陽の自転速度を理科年表などからカンニングしてくれば、一応は傾きが計算できることはわかった。が、それよりなにより、ずっといい方法を同僚の地学の先生に教えてもらうことができた。

黒点の位置を観測していったん記録したら、そこを基準に(地球の自転によって動いていく)黒点の移動位置を連続的に記録するとよい、というのだ。こうすると、黒点の移動点を結んだ時、東西方向のラインが引ける、という訳である!これなら、太陽の向きが決まり、後で比較できる。素晴らしい。

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